意志を感じる。ルンバ最新モデル「j7」を愛でてきた

GIZMODO

ルンバ「おっ、見たくなかったな(プイ)」

ロボット掃除機の代名詞ともいえる「ルンバ」から最新作が2月2日に発表されました。その名もルンバj7」シリーズ。

こやつのすごいところって、今まで必要だった「ルンバにお願いするから床に散らかったもの片付けなきゃ」がいらないところなんです。

たとえば、床にポイってした靴下やスリッパ、コンセントからぴろーんと垂れ下がる充電ケーブル…って、わんちゃん!なに粗相しちゃってるの!も片付けてあげる必要がありました。ルンバが掃除しやすい環境を整えることが、ルンバ起動までの第一関門だったわけですよね。

アイロボットさん曰く、「その第一関門はもう不要です」とのこと。どういうことなのか実際に見てきました!

見て、認識する。そして華麗にスルー

Photo: 山口真央

その秘密は「PrecisionVision(プレシジョンビジョン)ナビゲーション」による物体認識。「ルンバj7」シリーズは、前面に取り付けられた超広角カメラによって、家の間取りや家具の配置だけでなく、床に落ちた障害物も検知できるようになったんです。

ほらこんなかんじに。

Photo: 山口真央

光っているのがカメラ部分。靴下に気づくと直前でピタっと停止。プイっとそっぽを向いて、巻き込みを回避してくれるんです。

すごいのがね、「障害物」であることを見分けるだけでなく「障害物が何であるか」を見分けてくれるっていうことなんです。「これは靴下」「これはケーブル」「これは…わんちゃんのうんち…」みたいに。

障害物に応じて挙動も変わってきます。巻き込みやすい細いケーブルはやや早めに立ち止まって確認。

Photo: 山口真央

ぜったい、ぜったいに巻き込んだらNGなわんちゃんのうんち(にせものです、ご安心を)は、かなり手前で停止。ヤバいと認識している感が。

Photo: 山口真央

そしてスルー。

なんとなく、ルンバが「見ちゃいけないものだった」って言っているように感じません? ルンバに対しての愛着がますます強くなりそう。こうして危険を回避→最後まで清掃してくれるなら、ルンバがコードに絡まって力尽きていることも、うんちをフローリング中に塗り拡げてしまうこともありません。

ちなみに、クリーンベースもコンパクトでオシャレになりました

「ルンバj7」はルンバ本体のみの販売ですが、「ルンバj7+」は「自動ゴミ捨て機能」を備えたクリーンベースが付属。このクリーンベースもコンパクト&スタイリッシュになりました。

Photo: 山口真央

従来は縦長だったのに対し、最新型は高さが抑えられ、予備のフィルターを収納するスペースもできました。フィルターにはおおよそ40日分のゴミがためられるのですが、いざ満杯になってフィルターを交換するとき、フィルターの置き場所を忘れちゃうというユーザーの声があったそう。たしかにこれならすぐ交換できて便利!

さらに、クリーンベースのフタ部分は革製のタグがアクセントに。うーん、なかなかおしゃれになりました。

Photo: 山口真央

意志をもった賢いルンバさん、お値段は「j7」が9万9800円、「j7+」が12万9800円です。公式オンラインストアでは2月10日から発売。ルンバと一緒に生活するのがもっともっと楽しくなりそうな「j7」シリーズ、お迎えして…かりんとうで実験したさ…ないですか?(私だけ?)

Source: アイロボットジャパン