淡黄色のボトルにオレンジ色のフタでおなじみの保湿クリーム「ユースキン」。
ドラッグストアの特売、祖父母の家などで、一度くらいは見たことがあるんじゃないかと思う。我が家では母親が風呂上がりに足の裏に熱心に擦り込む姿を見て育った。
メントールの独特の匂い、レトロな見た目、背中を丸めてクリームを足に塗る母の姿……。
昔は正直「おばさんが使う古い化粧品」だと思っていたが、自分も立派なおばさんの年齢になり、その驚異の実力を知ることとなった。もちろん効果に個人差はあるだろうけど、私個人の感想を言わせてもらうならば……
ユースキン、めっちゃすげええええええええ!!!!!!!!!
・おばさんのクリームだと思っていた
生まれたては柔らかかったはずの足の裏が、いきなり硬くなったのは30才を余裕で過ぎてから。しかし自分ではまだ若いつもりでいたので、足の裏のことなど全く気にしていなかった。
正月に実家に帰省したときのこと。風呂上がりの私の足を見て母が叫んだ。
「あんた、かかとガッサガサたい! ようそげん足でおられるね!!」
(訳:あなた、かかとがガサガサじゃないの! よくそんな足で平気でいられるわね)
は? そこまで酷くないだろ……と足の裏を見ると、ゲエエエエエ! 信じられないくらいひび割れとる!っていうかヤスリみたいになっとる! まごうことなき「おばさんの足」がそこにあって大ショックである。
「ほら、ユースキンば塗らんね」
(訳:ほら、ユースキンを塗りなさい)
グイッと差し出される見覚えのある黄色いボトル。
いやいや、ユースキンて(苦笑)お母さん、今の世の中、もっとオシャレでいい匂いのボディクリームは沢山あるから(笑)
と語尾に(笑)満載で断ろうとするも母が熱心にユースキンを勧めてくるのでしぶしぶ塗った。なんかタンスみたいな匂いするしベタベタするなあ、なんて思いながら。
ところがその翌朝
ふと足の裏を見ると
ガッサガサだった足の裏が……
超やわらかくなっていたのである!!
えっ!! たったひと晩であの深く刻まれたひび割れが治ることなんてある!? 今までいろんなスキンケアを使ってきたけどこんな即効性のあるクリーム知らんぞ! それが私のユースキンデビューであった。
あの日の母のように、私もまた背中を丸めてユースキンを擦り込む日々。そして今ではかかとのガサガサに悩む友達に「ユースキン」を伝導しまくっている。
・ガサガサの足の裏の変化を写真で伝えるぜ
と、言葉でいくら伝えてもそのすごさは伝わりづらいと思う。それではユースキン伝道師失格であろう。
真冬にわざと3週間ほどカカトのケアをせず、足の裏をガッサガサにしておいたので、恥を忍んで「足の裏観察日記」を公開したいと思う。軽石でこするなどのズルはせず、ユースキン1本勝負!
ガサガサの足の裏が出てくるので、ここから先は閲覧注意である!
ガサガサ恐怖症の人、女性に夢を抱いているタイプの人は「ユースキン」の名前だけでも覚えて帰ってください。
ちょっとガサガサ感をごまかすために1回、加工いれたものをはさみますね。
う〜ん、花を飛ばしてもガサガサなもんはガサガサである。
こっからは無加工で失礼します。ごめんねごめんねー。
ドン!!!
んぎゃ〜〜、まるで皮が剥けていてヤスリのよう。タイツをはくときに引っかかりまくる。
このドイヒーな足の裏に、ユースキンを擦り込む!
擦り込むのが大事! 親の仇を討つくらいの勢いで擦り込む! ていていてーい!!!!
そして翌朝の状態が……これである!
まだ少しガサガサしているが、皮剥けは消え、タイツをはくときも引っかからない!
2日目になると、刻まれた皺も薄くなる。
そして3日目になると、硬かった足の裏の皮が柔らかくなっている。
4日目にはあんなに深く刻まれていたひび割れも消えている。
ロングセラーも納得の驚異の実力、おわかりいただけただろうか。他のクリームではこうはいかないよ!
価格はひと瓶700円前後。ちなみに最近はかわいいミッフィーデザインのチューブタイプも売っている。こちらは持ち運びに便利なサイズで400円前後である。
手荒れに悩んでいたり、硬い革靴を履いて象の足のごとく足の裏がガッサガサになったりしたレディース&ジェントルメンたちはどうか覚えて帰ってほしい「ユースキン」。