マスク生活が続いてから、めちゃくちゃメガネが曇るので困っている。私の鼻息が荒いのかもしれないが、息するたび前が見えづらくなる地味なストレス、メガネが曇って真っ白になったときの間抜けさ……。
少しの曇りも許せないセコい人間になってしまったので、メガネのくもり止めを使うことが増えた。しかし、メガネのくもり止めは、意外とピンキリで当たり外れが大きい!
2年かけて市販のものを片っ端から試した結果、ひとつだけ何度もリピートしているものがある。
・大きな差は「持続力」
ドラッグストアから百均まで、メガネのくもりどめはあらかた試した。使いやすいシートタイプになっているもの、ジェル状のもの、「逆にアリかもしれない」と思った100均の激安アイテム……。
どれも磨いた直後はいいものの、早いものだと5鼻息めぐらいから雲行きが怪しくなってレンズが曇りだすものまである。メガネのくもり止めで一番大事なのは、持続力といっても過言ではない。
いっぽうで、持続力はあっても塗り込むまでに時間がかかって使いづらいものもあった。
・マスクメーカーが作るくもり止め
そんななかで飛び抜けた優秀さを見せたのが「フィッティプラス メガネのくもり止め」だった。
青い小さな小瓶に入った液体タイプのくもりどめ。特筆すべきは、マスクブランド「Fitty」を販売するタマガワエーザイによるアイテムという点である。
マスクブランドゆえに、マスクから漏れ出る鼻息の熱さと湿っぽさを熟知しているのか、とにかく曇らない。鼻息はもちろん湯気いっぱいの風呂場に行っても曇らない。
汚れ落とし効果もあるので、拭いた直後のレンズはピカピカ! メガネをかけ直したときの視界にクリアさも爽快だ。視界良好! 面舵いっぱい! 進路よし!
そして、驚くべきはその持続力で、1回使うと5日ほどメガネのくもり止め効果が持続する点である。むしろ、メガネが曇ってきたからではなく、皮脂やホコリなど日常生活でついた汚れが気になってメガネを拭くことがほとんどである。
・ネックは使えるティッシュの種類
使い方はレンズの裏表に1滴ずつくもり止め液をたらして、柔らかい布やティッシュで拭くだけで、かかる時間は30秒ほど。希望小売価格は税込693円。小さいサイズだが半年以上は持つのでコストパフォーマンスもいい。
1点、使いづらい点があるとすれば、拭き取りには「鼻セレブ」のような保湿系ティッシュが使えないこと。そして雨に濡れるとくもり止め効果がなくなることくらいだろうか。
残念ながら、まだまだマスク生活は続きそうな気配だ。これから訪れる花粉シーズンは保湿系ティッシュを使う人も多いと思うので、別のティッシュを用意するのは面倒かもしれないが、メガネのくもりに悩む人は一度使ってみてほしい!