映画
中国の巨大IT企業であるテンセントは世界有数のゲーム会社として有名ですが、各国の映画製作会社に出資する映画会社としての側面を持っており、テンセント・ピクチャーズという映画部門も所有しています。そんなテンセントが出資した映画の制作陣に対し、「おっぱいは大きい方がいい」「黒人は出さないでほしい」といった要望を出していたとのうわさを、ゲームライター兼ジャーナリストのアラナ・ピアース氏が語りました。
Alanah Pearce on Tencent vs Microsoft Studios – Twitch
https://clips.twitch.tv/InterestingPlausibleKangarooSoonerLater-Sg0V55Hd1FYy2zFv
Tencent Allegedly Wanted Bigger Breasts And No Black People In A Movie That It Was Funding
https://www.thegamer.com/tencent-wanted-bigger-breasts-no-black-people-in-movie/
TwitchチャンネルのTheSerfsTVで放送されたオンラインインタビューで、ピアース氏はエンターテインメント業界で体験したさまざまなエピソードについて語りました。その中の1つに、「テンセントから出資を受けた映画製作に携わった友人から聞いたエピソード」が含まれていました。
ピアース氏は、「私の友人にテンセントが制作したか資金提供した映画に関わった人がいるんです。テンセントは『黒人は出さないで』『おっぱいは大きく』みたいなことを提案してくるそうですよ。テンセントにはこういうルールがたくさんあって、AAAタイトルのゲームにも影響を与えているんじゃないかと思います」と語っています。
友人がテンセントから受けたという指示について話したピアース氏は、テンセントに訴えられるのが恐ろしいので具体的なタイトルについては話せないとコメント。インタビューでは、すぐに「これは私が聞いたことで、うわさです。これが本当かどうかはわかりません」と釈明しています。
しかしピアース氏は、これに続けて「知っての通り、『そうだな、このキャラクターのおっぱいはもっと大きい方がいい』『肌の色を明るくすべき』みたいな指示で作られたであろうクソみたいなゲームが出ていますよね」と述べ、テンセントへの批判を展開しました。
ゲーム関連メディアのTheGamerはピアース氏の批判について、「これはテンセントが過去数年間でゲーム業界のより大きなシェアを買い占めたのをきっかけに起こりました」と指摘。テンセントは2021年6月に「Spec Ops: The Line」開発元のYager、11月にソレイユやヴァルハラゲームスタジオを傘下に持つWake Up Interactiveの買収などを行い、独占的であるとたびたび批判されてきました。
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