はなまるうどんに温かい担々うどんが登場 → 夏に匹敵する激辛なのか食べてみた結果

ロケットニュース24

2022年1月21日から、はなまるうどんにて温かい担々麺が2種登場した。『ピリ辛担々うどん』と『ごま担々うどん』だ。公式HPに「ありそうでなかった?」という記述があることから、はなまる的には初めての試みなのだろうか。

それはともかく、はなまるで担々うどんと言えば、思い起こされるのは夏に出た、殺意マシマシな激辛冷やし担々麺だ。3種のうち、赤が本気で殺意を感じる激辛だった。

大手チェーンからあんなに攻めた激辛メニューが投下されるとは思っておらず、最高すぎてテンションがブチ上がったのを覚えている。となれば、やはり今回も期待してしまうというもの。さっそく食べてみることに。

・2種類

夏は白、黒、赤と3種で、殺しに来てるレベルで激辛だったのは赤だけ。逆に言えば、辛いのがNGな人は赤さえ避ければ良かった。しかし今回は2種だ。

公式HPによると、『ピリ辛担々うどん』は「ピリ辛で濃厚な味」だという。そして『ごま担々うどん』は「やさしくマイルドな味」なもよう。お値段は、どちらも小が590円、中が700円、そして大が820円。


・安定のごま

ということで両方とも小サイズをオーダー。出てきたのがこちら。


まずは無難そうな『ごま担々うどん』からいこう。


スープは白っぽく、比較的澄んでいる。ネギの下に鶏そぼろが。ビジュアル的に、いかにも辛さは抑えられてそうだ。


食べてみると、やはり超マイルドな仕上がり。ほのかにピリッとそれっぽい風味が漂うのみ。これは食べやすい。スルッと一気に食べ終えてしまった。

ほどよく体も温まるし、辛いのがNGな人でも安心して食べられると思う。安定した美味さを感じるので、普通に好評を博しそう。


・ピリ辛

続いてはピリ辛だ。こいつの仕上がりこそが、最大の関心の対象と言っても過言ではない。


ちゃんと赤く、それなりの攻撃力は秘めていそうだが、どうだろう。ネギの下に鶏そぼろがあるのは『ごま担々うどん』と同じ。


食べてみると……おっ、美味い。程よく辛く、箸が進む。少し汗ばんできた。これも中々に食べやすい仕上がりだ。ピリ辛というが、それでも一般的な担々麺より辛さはマイルドかもしれない。

『ごま担々うどん』は完全に辛さがNGな人用。『ピリ辛担々うどん』は、完全にNGというほどではないが、辛いのはどちらかというと苦手な人から、辛さへの耐性は普通な人まで幅広く満足させられそうな仕上がり

正直なところ、『ごま担々うどん』は少し辛さが物足りなかったので、こっちの方が好みだ。これまた好評を博しそう。


・丸くなってた

なんだか普通にチュルッとレビューしてしまったが……喝! この万人受けしそうな仕上がり、さては寄せてきおったな? 日和ったか はなまる! 

夏にヒリついた殺意のカタマリのごとき激辛担々麺をブチ込んできた、トガったはなまるの姿はどこにもなかった。冬のはなまるは、すっかりカドが取れて丸くなっている。まるでロゴのようだ。


いや、2種類しかなかった時点でなんとなく予想はしていた。どちらもそつなく誰でも美味しく楽しめる仕様にしたのではないか……と。

夏に見せた、はなまるらしからぬ激辛冷やし担々麺は、夢のごとき儚いものだったのかもしれない。あるいはひと夏のアバンチュール的な。

もう喉が焼けて舌が麻痺するような夏を共に過ごした はなまるの姿はない。そう思うと、なんだか少し心に冷たい風が吹いた気がした。『ピリ辛担々うどん』と『ごま担々うどん』の優しい辛さと温かさが染みるぜ。

公式HPによれば販売期間は3月上旬までとのこと。はなまるうどんの冬の新作は、誰もを優しく受け止めてくれる、温かい仕様だ。お近くの店舗で是非。

参考リンク:はなまるうどん
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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