のり唐弁当。
回転寿司チェーンに行くと意外なものが当たり前のように寿司になっている。ハンバーグ寿司もカキフライ寿司もローストビーフ寿司だってあるのだ。何でも寿司になっていると言っていい。
弁当の中身も全部寿司にしよう。
弁当の中身を全部寿司にします
スシローが、はま寿司が、かっぱ寿司が僕に勇気をくれた。弁当を寿司にする勇気をだ。
色んなおかずが入ってるといいなと思って「のり唐弁」を頼んだ。のり弁に唐揚げが付いたやつだ。
品数が足りなかった時のためにポテトサラダも追加でお願いしたが、必要なかった。早く食べたいが、その前に寿司にしよう。
一応YouTubeで握り方の動画を見たが、役に立ったかは分からない。そもそも酢飯じゃなくておかかご飯なのだ。
途中ご飯が足りなくなり、冷凍庫にあったものを解凍してシャリ役を増やした。握る時に米粒がびっしり手にくっついてすごく大変だった。というか最初のおかかご飯が握りやすかったのだ。おかかのおかげでベタベタしなかった。
そんな地味な苦労もありながら、無事にのり唐弁の中身全てが寿司になった。
のり唐弁当が18貫の寿司になった。何だかすごく良いものになったと思う。大きなお皿に寿司っぽい形のものがずらっと並んでいて、それってもうパーティーじゃないか。
色んな食べ物がぎゅっと並んでいると人はワクワクするのかもしれない。もともとお弁当にその要素はあったのだが、お寿司の形でもそのワクワクがあった。
自分で握ったシャリが大きくて口がリスのようになった。でもそれも含めておいしかった。酢飯ではない、おかかご飯の寿司っぽいものだが良いものを食べているなという感じがした。
特に唐揚げの寿司と、「油ものの下パスタ軍艦」がおいしかった。