【恐怖】サンコーの「街灯傘」は天気に関係なく毎日使えるが……毎日傘をさす「街灯傘男」になったら怖すぎた

ロケットニュース24

サンコーレアモノショップで2980円の傘を買った。実を言うと約半年前にも同じ値段の違う傘を購入して……散々な目にあったのだが、今回の傘はガチで使えそう。いわゆる “おバカ商品” ではなく、ちゃんとした “アイデア商品” なのだ。たぶん。

商品名は「ポータブル街灯傘」。説明をそのまま引用すると「持ち歩く自分用街灯! LEDライトがついていて暗闇でも明るく、視認性もアップする大きい傘です」とのこと。同店の光る傘も以前当サイトで取り上げたが、アレもギャグ商品だった。今回のはきっと違う。

・ポータブル街灯傘

以前に紹介した光る傘「光る! ライフセーブレラ」は、名前のとおり『スターウォーズ』のライトセーバーのような傘だった。一方、街灯傘はまさに「街灯」を持ち運ぶようなイメージ。暗い夜に必要なのは、ライトセーバーではなく街灯ではなかろうか。


というわけで購入。届いたダンボールを開封すると、ごく普通の黒傘が出てきた。


ハンドル部分には「ほのかに照らして夜道でも安心」と、商品のキャッチフレーズが書いてある。夜道をほのかに照らしてくれるのはありがたい。イルミネーションみたいに光るライトセーバー傘より “ちゃんとしてます感” がにじみ出ているではないか。


使い方は簡単。柄の先端を回して「電池ホルダー」を取り出して、単4電池(別売り)を3本セットしたら準備完了だ。


傘を開くボタンを押したら、傘が自動的に開いて内側のLEDライトが点灯するという。さっそく外で試してみる。


ボタンを押したら……

街灯傘になった。


うむ


とても明るい。


内側が反射素材だから光が拡散される仕組み。まさに自分専用の街灯である。街を歩けば “歩く街灯” と言われるかもしれないが、過去に販売されたギャグ系アンブレラよりよっぽど実用的だ。幅が広いから(直径約120センチ)、傘としても街灯としても使えるだろう。


雨の降っていない日には……

待ち合わせ場所に「街灯」として立ち……


嵐の夜には……

「街灯傘」として現れる……


なんかやっぱり……怖い。シンプルゆえに恐ろしい。たしかに実用的なのだが、これは過去最強クラスの「狂気に満ちた傘」と言えるかもしれない。とんでもないものを買ってしまった。


ただ、たしかに足元は明るくなったし、周りからの視認性は他の傘とは段違いだ。もちろんスイッチでライトのオン・オフが切り替えられるので、日中も光り続けているわけではない。街灯モードにしなければ普通の黒傘、狂気を隠すことができる。

まとめると、都会で使うには少し勇気がいるかもしれないが、人里離れた暗い夜道で使えば安心感を与えてくれるだろう。ただ、いくら街灯モードが便利とはいえ、毎日使ったら「危ない奴」として認定されるかも。街灯モードが必要なければライトを切っておけばいい。てか、普通の傘を使えばいい……普通の傘ってスゴいのかも。


参考リンク:サンコーレアモノショップ「ポータブル街灯傘」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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