総合格闘家の朝倉海選手が2022年1月5日、自身の公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、大みそかに行なわれた総合格闘技大会「RIZIN.33」で、右拳を骨折したことについて言及した。
-
YouTubeチャンネル「KAI Channel / 朝倉海」の動画より
「やった本人しかわからない」
朝倉選手は、「RIZIN.33」バンタム級トーナメント準決勝の瀧澤謙太戦で右拳を骨折。痛み止めの注射を打って決勝のリングに上がったものの、扇久保博正選手に判定負けを喫して、優勝を逃した。
「拳の骨折について病院行ってきました」と題して公開した動画で朝倉選手は、包帯を巻いた右手をカメラに向けて「病院に行きまして」と報告し、検査の結果、人差し指の中手骨が真っ二つになっていたと明かした。なお、手術はせずにギブスで固定して完治を目指していくといい、「たぶん2か月から3か月ぐらいで治るって言われましたね」と説明した。
朝倉選手は、右拳以外にも「身体が痛い。全身が痛い」と不調を訴え、「だから、一言言わせてもらいたい。1日2試合は絶対やっちゃダメだって。もうほんとに。人間の限界を超えてますから。大怪我する可能性があるんで。そういう怪我人が出る前に1日2試合っていうシステム、トーナメントをやめたほうがいいと思います。やった本人しかわからないんで、これは」と主張した。続けて、「夜寝てて目が覚めるからね、痛すぎて、身体が。骨折してるところが痛くてなかなか眠れないっていうのもあるし、普通に身体中痛すぎて起きる。寝返りして痛いみたいな」とつらさを語った。
さらに朝倉選手は、左フックで瀧澤選手からダウンを奪った直後に放った右のクロスカウンターが骨折の原因だったと回想しつつ、「RIZINの選手、骨折している人が多いから、グローブ大丈夫かなと思う。グローブとかバンデージ自体も改良したほうがいいんじゃないかなと思う」と提言していた。