廉価自作PCによさそう。Radeon RX 6500 XTがAMDからデビュー #CES2022

GIZMODO

旧型GPUのアプデなんかにも。

現在はGPUを含めたチップ不足の真っ只中ですが、そんな中でAMDエントリーレベルのデスクトップ向けGPU「Radeon RX 6500 XT」を発表しました。

Radeon RX 6500 XTはNVIDIAのGeForce GTX 1650やAMDのRX 570といった、古いエントリー向けのグラフィックスカードからの乗り換え需要を狙った製品です。1080p解像度でのゲームプレイなら、GeForce GTX 1650と比較して1.2倍から1.6倍のフレームレートが出るとのこと。

Radeon RX 6500 XTの価格は300ドル(約3万5000円)以下が設定されている…のですが、GPU不足の今は実際にどれくらいの価格で販売されるのかは不透明です。

Image: AMD

RX 6500 XTの公開されているスペックは多くありませんが、コアクロックは2.6GHzで16基のコンピュートユニットとレイ・アクセラレーター、16MBのInfinity Cacheが搭載されます。また最新GPUと同様に、Fidelity FXによる超解像処理をサポート。『Call of Duty: Vanguard』や『Deathloop』といったタイトルなら、画質を落とさずにパフォーマンスを30%も向上させられます。

Image: AMD

さらに、2022年第1四半期(1月〜3月)のリリースが予定されている「Adrenalin」ソフトウェアの一部機能もプレビューされました。これはAMDの超高解像度処理をより多くのゲームで利用するためのもので、数千ものタイトルに対応する予定です。

AMD Link 5.0では、最大4台のラップトップやタブレット、スマートフォンに配信することができます。Privacy Viewツールでは、Eyeware社のリアルタイムアイトラッキング技術により、肩越しにディスプレイを覗いている人を検知することが可能です。

最近はすっかり自作からご無沙汰になってしまった私ですが、かつてはATI TechnologiesだったころのRadeonを利用したものです。ディスプレイにアナログ出力していた当時は、Radeonは画質がいい…なんて評価されていたんですよね。廉価ながら最新技術が利用できる、Radeon RX 6500 XT。あとは、適正な価格で私達が購入できることを祈るばかりです。