日曜朝の報道番組「サンデーモーニング」(TBS系)からの年内降板を発表している、野球解説者の張本勲氏(81)。後任をめぐっては現役プロ野球選手やOBが名乗りを挙げているが、正式発表は未だなく、動向に注目が集まっている。
張本氏の後任には、誰がふさわしいのか。J-CASTニュースはテレビやYouTubeなどで活躍するプロ野球OB35人を対象に、読者アンケートを実施。1位になった大物OBの名前とは――。
「女性でも殴り合い好きな人がいる」発言が物議
張本氏が出演する番組のスポーツコーナー「週刊御意見番」は、1週間のスポーツの話題を、ご意見番の野球解説者が「喝」または「あっぱれ」のコメントで評価するというもの。当初は野球解説者の「親分」こと故・大沢啓二氏が担当していたが、その後張本氏との2人体制になり、大沢氏の死去後は張本氏と、不定期に登場する「助っ人」のアスリートがご意見番を任されていた。
しかし、近年は張本氏のコメントが物議を醸すことも少なくなかった。2021年8月には東京五輪・ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手について「女性でも殴り合い好きな人がいるんだね」「見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」と発言。日本ボクシング協会がTBSに抗議し、翌週の放送でサブキャスターの唐橋ユミさんが謝罪する事態となった。
張本氏は11月28日の放送で「シニア人生ゆっくり過ごしたい」という理由から、コーナーを21年いっぱいで降板すると発表。後任に注目が集まる中、12月7日には大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手(35)が「毎日『喝』の素振りしておきます!」、元北海道日本ハムファイターズの野球解説者・森本稀哲氏(40)が「令和の喝人だと自負してますが」と名乗りをあげたものの、その後、後任に関する正式な発表はない。
張本氏の後任には、どんな人選が望まれているのか。J-CASTニュースは12月7日、YouTubeやテレビなどで活躍するプロ野球OB35人を対象に読者アンケートを実施。23日20時までに集まった1020票をもとに、番組の「”新”御意見番」になってほしいOBランキングを作成した。ここでは上位5人を中心に紹介する。