重い作業の最中にオンライン会議してもかたまらない。高性能ノートPCに必ず入ってる「Ryzen」とは?

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クリエイティブワークもこなせる証拠ですよこのシール。

WindowsノートPCのタッチパッドの横にはいろんなエンブレムシールが貼られていますが、じつはコレ、PCのスペックを示しています。このエンブレムを何種類か覚えておけば、ノートPCのスペックがだいたいわかるんです。

そのなかでもキーポイントの1つとなるのが、光り輝くオレンジ色のリングが描かれたエンブレム。もしいまお使いのノートPCにこのシールが貼ってあるなら、勝ち組といっていいでしょう。これはパフォーマンスに優れるCPU「AMD Ryzen™ プロセッサー」が搭載されたノートPCにのみつけられる称号なのですから。

ただ、あまりPCに詳しくない方がAMDやRyzen™という文字を見ても「なんですかそれ?」と戸惑ってしまうかも。だからここで説明させてください。Ryzen™のグレートさを。

ヘビーな作業もサクサクなAMD Ryzen™ 5000シリーズ モバイル・プロセッサー

Image: AMD

まずAMDとはなんでしょうか。こちらは1969年に設立された長い歴史を持つアメリカのチップメーカーです。CPUだけではなくGPUの開発にも長けており、古くからお世話になりつづけているクリエイターやPCゲーマーも多く存在します。

そのAMDが開発・生産しているパソコン向けCPUのブランドネームがRyzen™です。AMD Ryzen™ プロセッサーは2016年に第1世代が発表されてから今年で5周年を迎えました。ノートPCに使われる現行モデルは第4世代のAMD Ryzen™ 5000シリーズ モバイル・プロセッサーで、コイツがすごいんです。キャッシュ(CPU内部のメモリー)は多いし8つのコアが1つにまとまっているCPUなんです。わかりやすく書くと、とにかく速いんです。データを運ぶ経路が短いし途中に貯めておけるスペースも広いからめっちゃ速い。クロック数(CPUの性能を示す値)だけでは表せられない高い処理能力を持っているんです。

結果として、オレンジ色のエンブレムが貼られているノートPCはどんな作業をさせても激速です。特にAMD Ryzen™ 5000シリーズ上位のAMD Ryzen™ 7 5800HXなどは、数世代前とはなるけどデスクトップPC用の高級CPUよりも性能がいい。ノートPCなのにeスポーツで人気のゲームで遊び、戦い抜けるほどのパワーを誇ります

クリエイティブな作業に強く、マルチタスクが得意

動画編集やRAW画像の現像などのヘビーな作業をさせてもサクサクです。AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー搭載の「HP Pavilion Aero 13」で実際に試したところ、Lightroom CCでのRAW現像は30枚で25秒ほどでした。「PCが作業している間にちょっと休憩を」なんて席を立とうとした次の瞬間に作業が終わっちゃうくらい、速い。レンダリング中の待ち時間にSNSをチェックしたり、メールを書いたって音を上げません。なんなら(さすがにレンダリング終了時間は伸びますが)Zoomでテレミーティングができるくらいに余裕があります。マルチタスクが得意なんですよね。

そのうえACアダプターを繋げなくても、ながーく使い続けることができる低消費電力性能もあわせ持ちます。AMD Ryzen™ 7 5800Uを搭載したノートPCなら動画再生で21時間、ウェブブラウジングなどの一般的な利用で17.5時間(注1)も連続で働き続けます。

ゲームにも、クリエイティブワークにも、ビジネスワークにも強い。なんだ、このPCはスーパーマンか。

AMD Ryzen™ 5000 シリーズ モバイル・プロセッサー搭載のおすすめのPCはこちら!

そんなAMD Ryzen™ 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載したスーパーヒーローのようなノートPCたちを紹介しましょう。いうなればPC選びに迷ったとき、ここで掲載したモデルを買えばまず間違いはないってことです。

1kgを切る超軽量ボディなのに高速な「HP Pavilion Aero 13」

空気を意味するエアロ(Aero)の文字を製品名にとりいれたHP Pavilion Aero 13。その名のとおり、コイツは軽い。13.3インチディスプレイのノートPCなのに、たったの約957g。これなら毎日持ち運んでも苦になりませんね。

ファッションアイテムのような、セラミックホワイト/ピンクベージュという優しげなカラーリングも魅力の1つ。フルサイズのHDMI端子もあるから、オフィスでのミーティング時にプロジェクターへ接続するのも簡単です。スタイリッシュというだけじゃなく、ビジネスシーンもしっかりと見据えているんですね。

こだわりのキーボードとDVDスーパーマルチドライブ搭載「FMV LIFEBOOK AH50/F3」

FMV LIFEBOOK AH50/F3は機能モリモリの1台。しっかりと文字を打ち込める「深さ2.5mmのキーストローク」や、指の力に合わせてキーの重さを調節した「3段階押下圧設定」など打ちやすさや使いやすさにこだわったキーボードに、オンラインコミュニケーションを快適にするAIノイズキャンセリングを搭載。15.6インチの画面でも狭ベゼルで大きさを感じさせません。Microsoft Officeも入っているから、オフィスワークも快適にこなせますね。

DVDスーパーマルチドライブまで搭載しています。いまとなっては使わない方も多いでしょうが、子どもの写真やムービーをまとめてDVDに焼いて遠いところに住むおじいちゃんおばあちゃんに送るという文化が残るかぎり、必要な人には欠かせない機能なんです。

パネルを裏返してタブレットモードにできる「HP ENVY x360 15」

プライベート用のノートPCがほしいなら、タブレットモードになるHP ENVY x360 15はいかがでしょうか。15.6インチのタッチディスプレイを開いてそのままぐるりと裏返しにすると、指先1つで操作できるWindowsタブレットになります。また少しだけ開くようにセッティングするとスタンド代わりとなり、手で持たなくても楽にコンテンツを見て楽しめます。

剛性が高く、質感がいいのも推しのポイント。SDカードスロットもあるから、デジカメ画像の読み込みだってOK。そうそう、タブレットモード時って画像のレタッチもしやすいんですよ。

DVDスーパーマルチドライブ搭載で大容量メモリーも選べる「NEC LAVIE Direct N15(R)」

ノートPCに任せる作業によっては、メモリー容量の多さが快適性と直結します。特にRAW画像編集&Zoomミーティングといったヘビー級のマルチタスクを行なうときには、俄然、効きます。その点、NEC LAVIE Direct N15(R)なら大丈夫。32GBまでメモリーを増やすことができますから。

光学ドライブはブルーレイディスクドライブとDVDスーパーマルチドライブから選択が可能で、YAMAHA製ステレオスピーカーも搭載。音量を均一にしたりスピーカーから聞こえる範囲を調整したりできる「ミーティング機能」もついています。家族のいる自宅でテレワークすることが多い人にこそ選んでほしいノートPCです。

これからノートPCを買うなら、まず光り輝くオレンジ色のリングがついたエンブレムを探そう

前述しましたが、WindowsのノートPCは各社から様々なモデルが販売されています。その中にはあれもこれもと作業をするにはスペック不足なモデルもあります。購入してから「失敗した!」と思わないためには、まずAMD Ryzen™ プロセッサーのエンブレムが貼られているかどうかをチェック。そのうえでデザインや必要とする機能・ポートを考慮していって、あなたにとってベストな1台を選びましょう。

AMDでは12月31日(金) までの期間限定でAMDプレミアムプレゼントキャンペーンを実施中。期間中に対象のノートPCを購入すると、プレミアムギフトが抽選で60名に当たります。キャンペーン詳細はこちらをご覧ください!

注1: 3 2020年12月8日にAMDパフォーマンスラボで以下のシステムを使用してテストを実施しました。AMDリファレンス・プラットフォームのAMD Ryzen 7 5800U プロセッサー。構成:53WHrバッテリー、WLAN有効、Bluetoothオフ。1080Pビデオ再生(結果:最大21.4時間)とMobileMark 2018ベンチマーク・ テスト(結果:最大17.5時間)を使用しています。

Photo: 小原啓樹

Source: AMD(1, 2, 3, 4