AirTagを悪用して位置情報を得る一連の犯罪行為を指す「Air Taggings」という新語が海外で登場し、徐々に広まりつつある。
AirTagを第三者の荷物などに忍ばせておけば、位置情報の追跡が行えるのはもはや有名な話。AirTagは所有者の手元から長時間離れているとアラートが鳴るほか、Appleは最近になって、iPhoneを所有していなくともこうしたAirTagを検知できるAndroidアプリをリリースしたが、模倣犯はあとを絶たない。今回、海外ニュースサイト「Mashable」が、本人の知らないうちに車にAirTagを取り付けられたという事件を報じる中で、これらの行為を「Air Taggings」と表現し、その前後からこの表現がほかのニュースサイトにも急速に広まりつつある。Mashableのこの記事が初出だったのかは定かではないが、日本のWikipediaの「AirTag」のページにも12月21日付で「AirTagを使った犯罪行為はAir Taggingsと呼ばれている」との一文が追加されるなど、国を越えて広がりつつある。決定打となる解決方法がなかなか見いだせないこのAir Taggings、Appleはこのままこの不名誉なネーミングの定着を許してしまうのだろうか。