国土交通省が毎月公表する「建設工事受注動態統計」でデータを二重に計上していたことが分かりました。
2018年末にも、厚生労働省の「毎月勤労統計」で不適切な調査が発覚していました。
作為的なのか、それともたんなる能力不足なのか、調査結果が待たれますが、正確な調査結果が出てこない恐れもあります。
だれが何のために始めたのか。疑惑は深まります。
書き換えは国交省の指示で都道府県の担当者が実施か。建設業者が書いた受注実績を消しゴムで消し書き換えるよう手順も示すーー報道のとおりなら改ざんそのもの。
二重計上は2013年度からといい、第二次安倍政権と重なる。誰がなんのために始めたのか。なぜ放置されてきたのか。https://t.co/77ysBEPG5u— 山添 拓 (@pioneertaku84) December 14, 2021
データに直接手を加えていてかなり悪質という指摘も。
これは酷い!GDP算出にも使用される国の基幹統計を勝手に書き換え、二重計上で水増し。生データに手を加えており、かなり悪質。いつ、なぜ、誰の指示で始めた? →国交省、基幹統計書き換え 8年前から二重計上 建設受注統計、法違反の恐れ https://t.co/P1EugZl7g8
— Shoko Egawa (@amneris84) December 15, 2021
こういうのを見つけた人が損しないような仕組みが必要だという指摘もありますが、身分保障が堅牢で終身雇用の公務員では告発するのは不可能かもしれません。
「書き換えろ」と命じる上司がいて、それを拒否する事も告発する事もなく実行する部下がいる……しかも双方共に相当多数と思われる……これはもう役所じゃないでしょ?反社会的組織なんじゃないですか?ある意味。 https://t.co/z5wb8O5BfU
— 立川雲水 (@tatekawaunsui) December 15, 2021
行政OBからも厳しい指摘が。
これ、ほんと無茶苦茶。毎月勤労統計のやらかしがバレたときに、点検したはずなのに、それも誤魔化してたんだから、二重三重にアウト。担当者が独断でできる不正とは思えないし、徹底的に膿を出さないと、政府統計が全部おかしくなる。
— 鈴木卓実 (@ta93_suzuki) December 15, 2021
一流紙である朝日新聞の記者は、紙面を意図的に書き換えたりは断じてしていないようです。
政府統計の中でも特に重要な「基幹統計」で、国交省が無断でデータを書き換えていたという大ニュース。書き換えは年間1万件ほどで、データはGDPの算出に使われているため「(GDPが)上ぶれしていた可能性がある」とのこと。こんな事があると、政府の統計が信用できなくなる https://t.co/WYrOq61ux8
— 軽部理人/Rihito KARUBE (@rihito_karube) December 14, 2021
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「建設工事受注動態統計」は、全国の約1万2000社を抽出して調べており、2020年度の総額は79兆円にも達します。国内総生産(GDP)の算出などにも使われているため、二重計上によってデータが上振れしていた可能性が高いそうです。
これが本当ならGDPはさらに下がることになります。