アメリカの製薬大手ファイザーは開発している新型コロナ治療用の飲み薬について、入院や死亡のリスクを89%減らす効果が確認されたと発表した。
ファイザーは14日、飲み薬「パクスロビド」を発症から3日以内に投与した場合、入院と死亡のリスクを89%減らしたと明らかにした。治験には、重症化するリスクが高く、ワクチンを打っていない2246人が参加した。
リスクの低い人662人を対象とした場合でも、入院と死亡を70%減らす効果が出ているということだ。また、オミクロン株に対しても、実験室のテスト段階では効果的に機能しているとしている。
新型コロナの飲み薬では、メルクの「モルヌピラビル」が先月イギリスで承認されているが、重症化を防ぐ効果は30%とされている。(ANNニュース)