ライフハッカー[日本版]2021年11月14日掲載の記事より転載
iPhoneのバッテリーの消耗速度が速すぎると、1年以上前から指摘されています。
しかし、バッテリーの消耗を抑えるコツがいくつかあるので、この問題に悩んでいる人は、試してみてください。
そのひとつが、iPhoneの「低電力モード」を有効にすることです。
もちろん、バッテリー残量が少なくなるたびに手動で有効にしてもいいのですが、毎日特定の時刻になったら、あるいは、バッテリー残量が一定の%に達したら自動的に「低電力モード」になるようすることもできます。
初期設定では、iPhoneの充電残量が20%になると、「低電力モード」の状態が起動。
しかし、iPhoneのバッテリーが古くなると、残量が20%からゼロになるまでの時間が大幅に短くなるので、それでは既に手遅れになる人も多そうです。そこで助けになるのが、自動化。
iPhoneの「低電力モード」を自動的に有効にする方法
iPhoneの自動化には、Appleの「ショートカット」アプリが欠かせません。このアプリをダウンロードしてインストールすると、iPhoneで自動化のルーティンを実行できるようになります。
「ショートカット」アプリをインストールし終わったら、アプリを開いて、「オートメーション」タブに行きましょう。
右上の「+」ボタンを押し、「個人用オートメーションを作成」をタップします。これで、自動化のトリガーを決めることができますよ。毎日特定の時刻に「低電力モード」を実行したい場合は、「時刻」をタップして、自動化する時刻と頻度(1日の頻度)を選択します。
「次へ」→「アクションを追加」と進み、検索バーを使って「低電力モードを設定」を探し、検索結果から選択。自動化アクションに「低電力モードをオンにする」と表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
最後のステップでは、「実行の前に尋ねる」のチェックを外し、「尋ねない」をタップして「完了」。
これで、iPhoneはユーザーが選択した時刻になると自動的に「低電力モード」を実行します。
あるいは、iPhoneのバッテリー残量が一定の%を下回ったときに、同じオートメーションを実行することもできますよ。
そのためには、新しい個人用オートメーションを作成し、トリガーとして(「時刻」の代わりに)「バッテリー残量」を選択します。
まず、スライダーを使って、希望のバッテリー残量に行き、設定が完了したら、「X%未満」を選択(Xは選択した%の数値)。残りの手順は、毎日特定の時刻に「低電力モード」を設定したときと同じです。
充電器を忘れたり、長時間のフライトで充電ポートが使えなかったりなど、本当に困ったときには、この「超低電力」ショートカットを試してみてください。このショートカットは、WifiやBluetoothなどのバッテリーを消費するセンサーの接続を切り、画面の明るさをゼロにします。
これで、iPhoneをどうしても使う必要があるときや、充電器が使えるようになるまで、iPhoneを安全にどこかに保管しておくことができます。
Source:App Store, Ultra Low Power Saver