月100万円“文通費”改正見送りへ

自民党は、国会議員に月100万円支払われる文書通信交通滞在費（文通費）を日割り支給にする歳費法改正案について、臨時国会での改正を見送る見通しが強まっています。

月額１００万円、文通費“日割り”法改正 見送りへ

　国会議員に月額１００万円支給される文書通信交通滞在費について、次の臨時国会では日割り支給を可能にする法改正が見送られるとの見方が強まりました。　自民党は３日、立憲民主党や日本維新の会と会談し、文通費に関する改正法案や来週召集される臨時国会の会期について協議しました。 　自民党は文通費を日割りで支給できるよう法改正し、…

news.tbs.co.jp

関係者によると、来年1月召集の通常国会で成立を目指すようです。

衆議院HPから

この対応について、吉村洋文府知事は怒りをあらわにしています。

“文書交通費” 法改正は見送りへ 与野党の合意困難 自民幹部
→こんなの国民の税金に群がるシロアリだよ。なんで税金から支給される経費の「文通費」に領収書つける程度の法改正すらできないの？自分達は特権階級。国民が納税する時も領収書不要の経費を認めよ。滅茶苦茶だ。 https://t.co/waZ4mPwoPG

— 吉村洋文（大阪府知事） (@hiroyoshimura) December 3, 2021

維新の会以外の議員の発言は、少ないようです。こういうときの与野党間の統制はしっかりと機能しています。

結局、自民党も立憲共産党も文通費改革やる気無しって事です。 https://t.co/7N6LU5DV1U

— 松井一郎(大阪市長) (@gogoichiro) December 3, 2021

けれども、問題はややこしくなっています。

吉村知事。「僕自身反省」なのであれば、以下の不透明な点を明らかにしてください。
①2015年10月1日に受け取った文通費100万円が収支報告書にも文通費使途報告書にも無記載。どこに消えた？
②文通費を受け取った直後、橋下徹氏に「文通費のことはナイショにして」。ナイショにしてほしかった理由は？ https://t.co/XziimidK48 pic.twitter.com/pUz1OYvhKi

— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員(大阪５区) (@oishiakiko) November 25, 2021

活動休止中のあのDappiも、文通費問題をすでに指摘していました。自民も野党もスネに傷があるようです。

【国会議員の給料＆特権】
年収約2200万+毎月100万(非課税)の文通費支給
秘書3人は国税
新幹線グリーン車乗り放題
1月4往復分の航空券

これに加え、立憲などは月7.7万の歳費自主返納も拒否。
18連休したり直ぐサボる野党議員の人件費こそ国民から理解を得られてないと思うhttps://t.co/zhNbn3hSXD

— Dappi (@dappi2019) October 19, 2020

政党助成金のほうが悪影響が大きいとの見方も。

なぜマスコミは何に使ってもいい議員1人当たり4500万円の政党助成金について報じないのか。
文通費100万円だけじゃない　国会議員1人にかかる税金は年1.5億円の現実(NEWSポストセブン)https://t.co/emwkoXMsXb

— EMIL (@emil418) November 29, 2021

橋下徹氏と足立康史氏のツイートの応酬は、まだつづいているようです。

デマ。

文通費専用団体を作る。https://t.co/ksCJRMJddW
少しは勉強してから発信を。 https://t.co/VMdEv1rLZQ

— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) December 3, 2021

お金に困って外部勢力に買収されるよりはいいのかもしれませんが、なにか釈然としないものを感じます。

来年1月召集の通常国会が注目されます。