動画
KENくんさんが個人で開発した動画編集ソフトが「AviUtl」です。拡張編集プラグインを追加することで高度な編集が可能なAviUtlは、有償で提供されることが多い高機能動画編集ソフトとしては珍しく無償で提供されており、人気があるソフトウェアです。そんなAviUtlのパフォーマンスを大きく向上させるプラグインを、鈴音さんが公開しています。
GitHub – suzune25254649/bakusoku_aviutl_plugin: aviutlを爆速化するプラグイン
https://github.com/suzune25254649/bakusoku_aviutl_plugin
どんなプラグインなのかは、鈴音さんが公開している以下のムービーを見るとよくわかります。
【Aviutl】を爆速にして快適化するプラグイン作った【bakusoku.auf】 – ニコニコ動画
【Aviutl】を爆速にして快適化するプラグイン作った【bakusoku.auf】
鈴音さんの公開しているプラグインの効果は以下の3点。
動画では、プラグインを入れていない状態(左)とプラグインを入れている状態(右)で、スクロールしたところが比較されています。明らかに左のプラグインなしの状態の方が、モタモタとした動きになっています。
鈴音さんによれば、AviUtlはオブジェクトの四角形を幅1ドットずつ描画しており、幅1000ドットの場合は描画APIを1000回呼び出して叩いていたため、非常に負荷がかかる仕様になっていたとのこと。これを1回の矩形描画にすることで、実測でなんと7.5倍もスクロールが早くなったとのこと。
さらにAviUtlは、タイムラインに並んでいるコンテンツを設定する設定ダイアログを移動させると、その都度中身の再描画が行われるため、1秒間に何百回も再描画されている状態だったそうです。そのため、ポーリングレートの高いマウスを使うと、設定ダイアログの動きがもっさりすることになりました。新しいプラグインはこの再描画を間引くことによって、設定ダイアログの動きをスムーズにしているとのこと。
さらに、AviUtlでタイムライン上の編集対象を切り替えると、設定ダイアログも編集対象によって数値やスライダーが切り替わりますが、この描画処理に修正を加えることで、設定ダイアログの切り替えも一瞬で行えるようになったとのこと。
プラグインは以下のGitHubで無償公開されており、有志からの寄付のみ受け付けています。また、バグを発見した場合は、鈴音さんのTwitterにダイレクトメールなどで報告してほしいとのことでした。
GitHub – suzune25254649/bakusoku_aviutl_plugin: aviutlを爆速化するプラグイン
https://github.com/suzune25254649/bakusoku_aviutl_plugin
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