牧原大成は「スタメンで使うべき」 侍ジャパン追加招集で「中堅に入れ、右翼にヌートバーを」の声

J-CASTニュース

   侍ジャパンに選出された鈴木誠也が左脇腹痛により、WBCを出場辞退。追加召集される選手が注目される中、栗山英樹監督が選んだのはソフトバンク・牧原大成だった。

  • 栗山英樹監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

    栗山英樹監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

  • 栗山英樹監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

「内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤー」

   スポーツ紙記者は、こう語る。

「シーズンに向けてコンディション作りを進めている中、WBCに急遽招集されたことに驚きがあったと思います。牧原は悩んだと思いますが、参加を決断してくれたことに敬意を表するべきでしょう。内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤーで、打撃も勝負強い。使い勝手の良い選手なので切り札的な存在になると思います」

   2010年の育成ドラフト5位でソフトバンクに入団。ちなみにこの年は、育成の4位で千賀滉大(メッツ)、6位に同じく侍ジャパンに選出された正捕手候補の甲斐拓也が指名されている。育成の下位指名3人が侍ジャパンに選ばれたことは、今後も想像できないぐらい極めて珍しいケースだ。

   牧原は172センチと小柄だったことが他球団から指名を見送られた一因だったが、身体能力が高く、走攻守3拍子揃ったプレースタイルで頭角を現すのは早かった。高卒2年目の12年6月に支配下昇格。チーム事情に合わせてあらゆるポジションを守り、首脳陣の信頼を勝ち取った。昨年は自己最多の120試合出場で打率.301、6本塁打、42打点、13盗塁。規定打席に2打席足りなかったが見事な活躍だった。

   侍ジャパンでは左翼・吉田正尚(レッドソックス)、中堅・ヌートバー(カージナルス)、右翼・近藤健介(ソフトバンク)のスタメンが予想される。牧原はバックアップに回る可能性が高いが、スポーツ紙デスクは「牧原は速い球にめっぽう強い。スタメンで使うべき選手だと思います。中堅に入れて、右翼にヌートバーを入れた方が機動力も守備力も上がる」と提案する。

   「ラストサムライ」に選ばれた牧原の活躍が注目される。

(中町顕吾)

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