およそ10人に1人が、パートナーのスマートフォンにストーカーウェアをインストールした経験があるとの調査結果を、サイバーセキュリティ企業Kasperskyが明らかにした。
調査対象者の約30%が、ひそかに監視を行うそうしたソフトウェアに問題を感じないと回答したという。また、ストーカーウェアに問題を感じないと回答した人のうちの64%が、パートナーが不誠実だと思ったら自分もそれを利用すると回答した。
ストーカーウェアは商用提供されているソフトウェアで、端末にひそかにインストールして、端末の現在位置、閲覧履歴、テキストメッセージなどのさまざまな個人データにリモートからアクセスすることを可能にするもの。交際関係がもつれた場合のツールとして使用されることが多い。
Kasperskyは、ストーカーウェアから人々を守るための取り組み「Coalition Against Stalkerware」の立ち上げ2周年を記念して、21カ国の2万1000人以上を対象に調査した。この取り組みには、サイバーセキュリティ企業、プライバシー擁護団体、国際的な法執行機関や学術機関など、40を超える団体が加盟している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。