無料で災害時などにスマホ同士をWi-Fi/Bluetoothで相互接続しメッセージを暗号化して送受信できるアプリ「Briar」のインストールと使い方まとめ

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Wi-Fi/Bluetoothでスマホをつなぎ、サーバーを介さずデバイス間で直接メッセージをやり取り可能なAndroidアプリが「Briar」です。このアプリのインストール方法から初期設定、基本的な使い方までをまとめてみました。

Secure messaging, anywhere – Briar
https://briarproject.org/

Briar – Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.briarproject.briar.android

まずはGoogle Playからアプリをインストール。


Briarを開くとアカウントを作成するように求められるので、まずはニックネームを入力して「次へ」をタップします。


続いてパスワードを二度入力し、「次へ」をタップ。


バックグラウンドでの接続維持を求められるので、「接続を許可」をタップ。


システムメッセージが表示されるので「許可」をタップします。


最後に「アカウントを作成」をタップして完了です。


これでアプリ導入は完了。やりとりをする別端末にもアプリをインストールしておく必要があります。


一般に、AndroidアプリのインストールはGoogle Playから行うものですが、Briarは停電によるネットワーク切断を想定し、インストールを「共有」という手段でオフラインで行えるようにも設計されています。この手段を行うため、まずは画面左上のハンバーガーメニューをタップし……


「設定」をタップ。


続けて「このアプリをオフラインで共有」をタップします。


共有は、親となる端末をWi-Fiのホットスポットとして設定し、そこに別端末を接続してアプリをインストールするという手段をとります。次に「ホットスポットを開始」をタップ。


ホットスポットが開始され、ネットワーク名とパスワードが表示されます。


この状態でアプリをインストールしたい端末のWi-Fi設定を開き、ホットスポットのネットワーク名をタップして……


先ほど表示されたパスワードを入力し、「接続」をタップします。


接続が完了したら、親機の方に「1機の接続されたデバイス」と表示されるので、このまま「次へ」をタップ。


親機にBriarアプリ配布ページのURLが表示されるので、そのURLに子機のブラウザでアクセスします。


「BRIARをダウンロードする」をタップするとAPKファイルがダウンロードされるので、そのままインストールすればOKです。この方法であれば、通信が行えない状況でもアプリをインストールすることが可能です。


両方の端末で導入を終えたら、両端末を接続していきます。まずは初期画面の右下、「+」マークをタップ。


お互いが近くにることを想定し、まずは「近くにいる相手を連絡先に追加」をタップします。


次に「続ける」をタップ。


写真と動画の撮影許可を求められるので、今回は「アプリの使用時のみ」をタップしました。


位置情報へのアクセス許可も求められるので、今回は「アプリの使用時のみ」をタップ。


表記に従い「許可」をタップします。


すると、画面にQRコードが表示されます。


この手順を別の端末でも行い、お互いにQRコードを読み込み合えば接続完了です。


お互いに連絡先を追加し合うとこんな感じの表示になります。


連絡先をタップするとチャット画面が開き、テキストメッセージと画像の送信が行えます。


接続方法はTorネットワーク、Wi-Fiネットワーク、Bluetoothの3つで、これを個別にオフにすることも可能。


Briarは監視と検閲を防ぎ、Torネットワークを使用し、各端末間でエンドツーエンドで暗号化された通信を行うとのこと。サーバーを介さないためネットワーク上の脅威からデバイスを保護し、災害時でも安全にメッセージをやり取りすることができます。


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