AppleのソフトウェアエンジニアであるCher Scarlett氏は米国時間11月17日、週末に同社を去ると発表した。同氏は、報酬に関する透明性とより柔軟な勤務条件をめぐる従業員による抗議活動の代表者となり、Appleの社風を改革するために生まれて急拡大中の「#AppleToo」活動の一翼を担っていた。
提供:Óscar Gutiérrez/CNET
Scarlett氏は17日に、「金曜がAppleでの最終日だ」とツイートし、次に何をするか、しばらく時間をかけて決めるとした。
Friday is my last day at Apple.
I’m taking a bit of time to decide where I’d like to go next, and will announce when I’ve made that decision.
— Cher Scarlett (@cherthedev) November 17, 2021
上級職のソフトウェアエンジニアであるScarlett氏は、従業員の給与をめぐる社内調査をしようと試み、従業員の不満を公表し、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏に宛てた、労働条件を批判する公開書簡の起草に一役買った。
Scarlett氏は、Appleの労働慣行が不公正だとする申し立てを9月に提出した従業員2人のうちの1人だ。同氏は申し立ての中で、従業員の団結に対し経営陣が「強制的、抑圧的な行動をとり、それが嫌がらせやハラスメントを許した」と主張している。
Bloombergの報道によると、退職に先立ち、Scarlett氏はAppleと和解したという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。