PCRの不都合に触れた吉村府知事 – 自由人

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■再びPCR検査の不都合な真実に触れた吉村知事

 大阪府の吉村洋文知事が、再び、次のような発言をしたとして話題になっている。

PCRで陽性っていうのは、あくまでもPCRで陽性になった人っていうのが陽性者であって、イコール感染者ではない

 全くその通りであるのだが、案の定、何も考えずに脊椎反射で批判している人もいるようだ。

 その批判の中には「感染初期の患者を見逃す不利益の方が深刻」という意見もあるそうだが、そもそも、PCR検査はコロナウイルスに感染しているか感染していないかを調べる検査ではない。

 PCR検査は様々なウイルスの遺伝子情報を増幅させることで遺伝子の有無を調べる検査であり、コロナウイルスの遺伝子のみを特定できる検査ではない。早い話、現在の世の中に新型コロナウイルスの感染のみをチェックできるような都合のよい検査法などは存在していないのである。

「そんなのは嘘だ!」と言う人がいるかもしれないが、こういった反論を論破するのは簡単で、単純にこう言えばいい。

PCR検査は、新型コロナウイルスが出現する前からありましたよ。

■PCR検査の真実を見逃す不利益の方が深刻

 時系列で考えれば、PCR検査が新型コロナウイルスのためだけに作られた検査法でないことは明らかであり、少し調べれば小学生でも分かる事実である。

 そんな小学生でも分かるようなことが分からない人々が、燃え盛る恐怖心に油を注いで、より深刻な国民の不利益を作り出しているということを知らねばならない。

 「感染初期の患者を見逃す不利益の方が深刻」なのではなく、

PCR検査の真実を見逃す不利益の方が深刻」なのである。

 基本的に、無症状の感染初期の患者が他人にウイルスを感染させることは無いだろうし、そんな証拠は誰にも出せない。コロナワクチンによる死亡の因果関係が証明できないと言うのであれば、無症状者が他人にウイルスを感染させたという因果関係も証明のしようがない。

 なぜ、片方だけを都合良く無視して、もう片方だけに目くじらを立てるのだろうか? その矛盾になぜ気付かないのだろうか?

 吉村知事がなぜ今頃になって、再び、PCR検査について触れたのかは不明だが、理由はどうであれ、徐々にまともなことを言う著名人が増えることを期待したい。

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