iPhoneはAppleの独自規格であるLightningポートで端末の充電・同期を行いますが、iPad Proなどの一部の端末ではLightningポートからUSB Type-Cポートへの切り替えが進んでいます。ユーザーだけでなくメディアや規制当局からも、AppleはiPhoneのLightningポートをUSB Type-Cポートへ切り替えるよう圧力をかけられています。そんなiPhoneのLightningポートを、自力でUSB Type-Cポートに換装した人物が登場し、世界初の「USB Type-Cポート搭載iPhone」がインターネットオークションで販売され、約1000万円で落札されました。
世界初のUSB-C iPhone | eBay
https://www.ebay.com/itm/165161363347
iPhoneを改造して世界初の「USB Type-Cポート搭載iPhone」を作り上げたのは、ロボット工学専攻の学生であるKen Pillonel氏。「USB Type-Cポート搭載iPhone」の作成過程は、以下の記事で詳細に解説しています。
iPhoneをUSB Type-Cポートに換装した人物が手順を動画で公開 – GIGAZINE
Pillonel氏の「USB Type-Cポート搭載iPhone」はインターネットオークションのeBayでオークションにかけられていたのですが、これがついに落札されました。オークションには1ドル(約113円)で出品されていたのですが、116回の入札があり、最終的に8万6001ドル(約980万円)で落札されました。
なお、Pillonel氏はUSB Type-Cポート搭載iPhoneをオープンソース化しており、カスタマイズに必要な回路に関する情報を公開しています。ただし、Pillonel氏が改造したiPhoneは「iPhone X」だったので、オープンソースで公開されている回路図はあくまで「iPhone Xを改造するための回路図」であることに留意してください。
not-for-iphone-usb-c/ip-x at master · kenp-io/not-for-iphone-usb-c · GitHub
https://github.com/kenp-io/not-for-iphone-usb-c/tree/master/ip-x
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