先日、ワークマンでかなり渋いデザインの「ステンレスタンブラー」を見つけた。ワークマン定番のペットボトルホルダーかと思いきやタンブラー。しかもよく見ると、象印マホービンの商品らしい。象印といえば水筒メーカーのパイオニア……品質は間違いないだろう。
というわけで、試しに買ってみた。こちら最大の特徴は「茶葉ストッパー」が付属していて、フタを開けて茶葉とお湯(または水)を入れたら、そのままお茶が飲める仕組みになっていること。自分で言っておいてよく分からないので、分解してからお茶を飲むことにした。
・ワークマン店舗のみの販売
今回ゲットした「ステンレスタンブラー」は、ワークマン実店舗のみで販売中。オンラインでは2022年2月頃からの販売を予定しているそうだ。もしかすると、新モデルが登場するや否や入手困難になるペットボトルホルダーと同じように人気が爆発するかもしれない。
カラーは2種類(カーキ・アイボリー)で、私はカーキを購入。マットな質感と、ワークマン寄りのほんのりアウトドアを感じさせるデザインで容量は450ml、価格は2900円である。調べたところ、象印の450mlタンブラーは大体このくらいの値段するようだ。
なお、本体はステンレス真空2重まほうびん構造(本体内側と外側の壁を高真空状態にして熱移動させない)で保温・保冷力は高い。とくに象印の「飲みごろの温度」をキープする構造は、言うまでもなく日本最強クラス。信頼度はかなり高いぞ。
さて、冒頭でお伝えした「茶葉ストッパー(網)」はフタセットに付いている。さっそく分解してみるぞ。どうやら矢印方向にスライドさせるだけで、簡単に取り外しできる仕組みのようだ。ナイス。
茶葉ストッパーを外した後に、回転フタのストッパーも外す。同じく矢印方向にスライドさせるだけ。ついでに回転フタも取り外しておく。
といった感じで、簡単に分解できた。つまり洗いやすいってこと。もちろん茶葉を入れない時には、茶葉ストッパーを付けなくてもOKだ。
・茶葉を入れて使ってみる
では、茶葉を入れてから熱湯を注ぐ。あらかじめ本体に熱湯(冷たいドリンクの場合は冷水)を入れて、1分程度予熱(予冷)してから飲み物を注ぐと、保温(保冷)に効果的らしい。喫茶店のマスターがコーヒーを注ぐ前にカップを温めるのと同じ流れだ。
茶葉と熱湯を入れたらフタセットをビタッと取り付けて……
回転フタをまわす。飲み口から茶葉ストッパーが見える。
1分ほど蒸らしてからそのまま……飲んだら分からないので、今回は湯呑みに入れる。
当然、ストッパーのおかげで茶葉は出てこない。なるほど、良いかもね。
──その後、1時間ほど “そのままの温度” でお茶を楽しめたから、保温効果は十分と言えるだろう。落ち着いたデザインで使い勝手も良いので、気になった方は早めにワークマンへ。これさえあれば、職場でもキャンプでも気軽に温かいお茶が飲めるぞ。
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.