Apple製品に関する予想で有名なアナリストのミンチー・クオ氏が、「AppleはWi-Fi 6Eに対応した初の複合現実ヘッドセットを2022年に発売する」と投資家向けに発表していたことが分かりました。またクオ氏は、Facebookから社名を変更したMetaやソニーの新型デバイスにも言及しています。
Kuo: Apple’s 2022 AR/VR Headset to Support Faster Wi-Fi 6E – MacRumors
https://www.macrumors.com/2021/11/01/apple-ar-vr-headset-wifi-6e-support/
クオ氏は以前、Appleが2022年にVR・ARヘッドセットをリリースし、その後順次メガネやコンタクトレンズ型デバイスを市場投入するとの予想を発表していました。
Appleが2022年に10万円超のAR・VRヘルメット、2025年にARメガネ、2030年にARコンタクトをリリースするとの予測 – GIGAZINE
こうした予想に続き、クオ氏は2021年11月1日に投資家向けに発表した説明資料の中で「最新のWi-Fi規格を採用することは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)がワイヤレス体験を向上させる上で基本的な要件です。従って、Meta・Apple・ソニーは2022年にWi-Fi 6/6Eを採用した新型HMDを発表するでしょう。私は、2022年のメタバースデバイス市場ではこの3社が最も影響力のあるブランドになると予想しており、Metaは2022年下半期、Appleは同年第4四半期、ソニーは同年第2四半期にそれぞれ新型HMDを発売すると考えています」と述べました。
クオ氏はまた、6GHz帯が利用可能になったWi-Fi 6について、「伝送速度と消費電力においてWi-Fi 5より大幅に優れているため、2020年10月に登場したOculus Quest 2はWi-Fi 6に対応しています。また、Wi-Fi 6によりVRデバイスとPCを無線接続するOculus Air Linkの動作も安定し、Wi-Fi 5で最大90Hzだったリフレッシュレートは最大120Hzに向上しました」と説明しました。
Apple製品専門のニュースサイト・MacRumorsによると、iPhone 13には「Wi-Fi 6Eに対応する」という臆測が流れていたとのことですが、これは実現しませんでした。一方、クオ氏は以前「AppleのVR・ARヘッドセットはiPhoneやAppleデバイスとの接続が必須」と発表したことがあります。このことからMacRumorsは「Appleの最新HMDがiPhoneとの接続を要するとの予想と、そのHMDがWi-Fi 6Eに対応するという予想の両方が確かであれば、2022年のiPhoneはWi-Fi 6Eに対応するはずです」と指摘しました。
AppleのAR・VRヘッドセットは計算処理のためiPhoneなどとの接続が必須か – GIGAZINE
この記事のタイトルとURLをコピーする
・関連記事
AppleのAR・VRヘッドセットは計算処理のためiPhoneなどとの接続が必須か – GIGAZINE
Appleが2022年に10万円超のAR・VRヘルメット、2025年にARメガネ、2030年にARコンタクトをリリースするとの予測 – GIGAZINE
Appleは2022年にもARとVRの両方を兼ね備えたハイスペックMRヘッドセットを発表すると報じられる – GIGAZINE
Apple製VRヘッドセットは30万円超で「8Kディスプレイ&12台以上のカメラ搭載」という噂 – GIGAZINE
Appleが強力なプロセッサを搭載した高性能なVR/ARヘッドセットを開発中、2022年発売か – GIGAZINE
Appleが独自のARヘッドセットやARメガネを開発中と複数メディアが報じる – GIGAZINE
・関連コンテンツ