態度でかい自民の「魔の3回生」 – 猪野 亨

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 自民党の元大物山崎拓さんが立憲民主党の辻元清美さんの応援演説を行ったことが話題になっています。
 自民党大阪府連はご立腹だとか。除名を求めているそうですが、さてどうなるのでしょう。

山崎拓・元副総裁の除名求め大阪府連が上申書…大阪10区で立民候補の応援演説」(読売新聞2021年10月28日)

 もう引退した立場だからできるのでしょうが、こうしたことができるのもやっぱり今の自民党に問題があると考えているからではないでしょうか。
 先般、毎日新聞のインタビューでも小選挙区制が導入されたことによって自民党の議員が「狭い政治村のなかで小粒になった政治家」と評しています。

やっぱり小選挙区制と定数不均衡2倍の許容が一番の問題 自民党という保守政党に有利な制度


2021年10月17日撮影

 自民党議員でも魔の3回生などと揶揄されている議員たちがいますが、小選挙区制の元で水ぶくれした議席数に応じた議員候補を用意しなければならないことから、「オレがオレが」の人たちの巣窟となり、その結果、現れたのが魔の3回生です。「小粒」なのに態度だけはでかいのが特徴です。

 かつては金権腐敗の自民党でしたが、そうした時代の自民党さえ懐かしく思え手しまうのが今の劣化した自民党です。まだ建前としての常識はありましたが、今の自民党はそうした建前としての常識もなくなりました。自民党の劣化が著しい。

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