東京都、EVバイクの利用モニターを募集–バッテリーシェア実証事業で

CNET Japan

 東京都は10月29日、板橋区や関連企業と連携し、EVバイクバッテリーシェアリング実証事業「e-Ride Tokyo」における、EVバイクの利用モニターを募集すると発表した。


e-Ride Tokyoの概要イメージ

 12月中旬〜2022年3月中旬の期間、モニターのEVバイク利用を通した事業の分析、検証を実施する。募集定員は板橋区周辺に居住する18歳以上の一般モニター30人と、板橋区周辺で業務にEVバイクを使用する企業モニター10台。募集の締め切りは11月19日17時となっている。

 東京都では、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向け、都内で新車販売される二輪車を2035年までに100%非ガソリン化することを目指している。

 e-Ride Tokyoは、一般、企業ユーザーがEVバイクを利用した際の環境構築の検証、推進を目的とした実証事業。クリーンで豊かな脱炭素社会実現に向けて東京都と二輪メーカーなどが連携し、EVバイクの使用感や、バッテリー交換スポット普及に向けた阻害原因の洗い出しを実施。個人における行動範囲の拡大や業務効率化への効果、バッテリーシェアリングの利便性などを検証する。

 今回の実証では、板橋区周辺施設やコンビニエンスストア「セブン‐イレブン」などに設置した交換スポット「e-Ride Tokyo Station」(15カ所程度)で、充電済みバッテリーを交換、シェアリングできるEVバイクを貸し出す。

 スマートフォンの専用アプリに掲載するマップから、バッテリー交換スポットの場所、充電状況などが確認可能だ。


アプリの利用イメージ

 貸し出し車両は、一般モニター用にはヤマハ発動機の「E-Vino」、企業モニター用には本田技研工業の「GYRO CANOPY e:」を採用する予定。


ヤマハ発動機の「E-Vino」

本田技研工業「GYRO CANOPY e:」

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