吉備サービスエリアにいる桃太郎がオッサン過ぎてビビる / ジュリアナ東京のお立ち台から出陣するイメージか

ロケットニュース24

先日、スマホの写真フォルダを整理していたら、2020年11月に岡山県の吉備サービスエリアで撮影した「桃太郎像」の写真を見つけた。岡山の桃太郎像といえば、岡山駅前広場の方が有名。ってか、吉備SAの桃太郎像を知っている方はあまりいないのではないだろうか。

職業柄、いつも何気なくスマホでパシャパシャと撮影しているため、あとあと見返すとギョッとすることがよくある。今回のケースもまさにソレで……吉備SAにいた桃太郎はいわゆる絵本に登場するような桃太郎ではなかった。ただただ、オッサンがUFOしていたのである。

・すっかり忘れていた桃太郎

取材のために訪れたわけではなく、たまたま休憩で立ち寄った山陽自動車道の「吉備SA(下り)」。たしか車から降りたら目の前に「オッサン桃太郎軍団」がいたため、パシャッと撮影してからトイレに行き、車に戻ったタイミングでもう1枚撮影したような……。

そんな彼と約1年後に再会する運命だったとは……すっかり忘れていたぞ桃太郎。これ以上もったいぶっても仕方ないので、そろそろ吉備SAの桃太郎像をお見せしたい。おそらく皆さんが想像している桃太郎より遥かに歳を重ねているだろう。では……


どうぞ。


若々しさゼロの桃太郎が「出陣!」的なポーズを披露している。しかし明らかにUFO、もしくは伝説のディスコ「ジュリアナ東京」のお立ち台の女王をイメージして「行ってきます!」しているため、どうしてもオッサンに見えてしまう。


たしかにガチで鬼退治をするなら大人になってからの方がいい。厳しい修行に耐え、時間をかけて丁寧に経験を積んでから鬼と勝負すべきだ。とはいえ、おとぎ話の主人公として鬼に挑むなら若い方がイイに決まっている。猿も犬も待ちくたびれているしな。


ここで岡山駅前の桃太郎像を確認してみると……やはり元気いっぱい。「さあ行くぞっ!」とでも言わんばかりの勢いを感じる。とても爽やかだ。


そしてもう1度、吉備SAの桃太郎像。こっちの桃太郎は、村人に「行ってきます」と宣言した直後にバックレそうなオーラを漂わせている。猿も犬も闘志ゼロ。完全に懐いている。


ちなみに『桃太郎』は、室町時代ごろに成立し江戸時代に広まったとされている。当時の桃太郎は青年として描かれ、年齢は15〜20歳くらいだったのでは……なんて言われているそうだ。

吉備の桃太郎はハタチに見えなくもないが、ガチで予想するなら30手前が妥当な線だろう。そんな桃太郎さんに会いたくなった方は、ぜひ吉備SA(下り)に行ってみてほしい。施設の左手に立っているぞ。目立っているからスグに気がつくはずだ。


参考リンク:山陽自動車道「吉備サービスエリア」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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