自動販売機で「干物の缶詰」を買ってみた

ロケットニュース24

無人販売がアツい! 無人餃子販売所無人ホルモン販売所カキフライまで自販機で買えるようになった。

そんな “無人販売界” にまた新たなショップが誕生した。なんと、干物の缶詰を買える自販機なのだ! 干物を缶に詰めたっての!? 一体どんなものか実際に購入してみた。

・各地のこだわり自販機

自販機が設置されているのは、東京・銀座の無人ポップアップショップ。日本各地のこだわり商品を購入できるお店で、店内には地域ごとに分類された自販機がある。


たとえば、青森のりんご農園のりんごジュースや桃ジュースに……


四国の柚子・すだちゼリーやピクルスなど。それぞれの土地の特産物をいかした商品が並んでいる。


それらの中で私が目をつけたのは、静岡の水産加工品を扱う自販機だ。サバ節を使った「オイルサバディン」が上部に並んでいて、1番下に鯵と金目鯛の干物の缶詰が……。


干物の缶詰!?


缶詰ってことは常温保存ができるってこと? ためしに金目鯛の干物(税込860円)を買ってみた。


・中はどうなってる?

こちらが実物だ。静岡県沼津市産の干物なのだとか。「写真はイメージです」とあるけど、魚の形状の干物が缶に詰まっていることを期待してしまう。


缶はリングを上に引き上げてパッカン! とするタイプ。賞味期限は2023年2月18日まで。常温で約2年も保管できるとはさすが缶詰だ。


開けてみるとそこには……



金目鯛干物の切り身を煮たモノが詰まっている! 魚の姿のまま入っていて欲しかったけど、それはムリな願いだったか……。とはいえ、これは間違いなく金目鯛である。


ひと切れ食べてみたところ、身は柔らかくほのかに甘い。この干物の味はたしかに高級魚にふさわしい “品” を感じさせる美味しさである。


なお、この無人ポップアップショップは、コロナで失われた生産者と消費者の新しいつながりを作るプロジェクトとして誕生したそうだ。自販機は今後、ただの商品販売ツールとしてではなく、食の関係をつなぐ大事な役割を担っていくのかもしれない。無人販売業界は今後もアツくなりそうだ。

・今回訪問した店舗の情報

店名 スキマデパート 無人ポップアップショップ
住所 東京都中央区銀座2丁目2−2
時間 7:00~22:00

参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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