NHKの長寿番組「テレビ体操」で2021年10月1日から、新たに男性アシスタントが加わった。放送開始後、初の試みとなる。
NHK広報部は「幅広い方々により親しんでいただきたい」と意図を説明する。
「女性だけなのはちょっと疑問だった」
ピアノの生演奏に合わせ、数名の女性アシスタントが体操の実技をする――。1957年から放送するテレビ体操。NHK公式サイトによれば、同局では最も古いスタジオ収録型の番組だという。
10月1日からは新たな試みとして、アシスタントに体育大・学部出身の男性3人が加わった。これまでオーディションで選ばれた女性が務めてきたが、初の男女混合となる。
SNS上ではまたたく間に話題を呼び、「男の人が体操していてビックリ」「女性だけなのはちょっと疑問だったので何かスッキリした」などと驚きや歓迎の声が相次いでいる。
NHK広報部は4日、J-CASTニュースの取材に、「新型コロナウイルス感染症の影響で、外出が制限されたり、自宅で過ごしたりする時間が増えるなかでより幅広い方々により親しんでいただける番組を目指して、スタジオセットの更新などの取り組みを進めており、その一環でアシスタントの顔ぶれも見直しました」と狙いを明かす。
視聴者からの反応については「視聴者からの具体的な要望をもとにおこなったわけではありませんが、幅広い方々により親しんでいただきたいという方向性をご評価いただいたものと受け止めております」と答えた。
放送はEテレで毎日6時25分、総合では平日13時55分から(11時30分~再放送)。ウェブサイトで見逃し配信もしている。