ファミコンのコントローラーでファミコン本体が動きだすラジコンを作った。
※2013年1月に掲載された記事の写真画像を大きくして加筆修正のうえ再掲載しました。
任天堂より1983年に発売された家庭用ゲーム機。正式名称はファミリーコンピュータ。えんじ色と白の組み合わせ。コントローラーに取り付けられた金色のメタルプレート。子供心をくすぐるメカメカしい外観は、いま見ても斬新だ。そんな素敵なファミコン。ゲーム機だけで終わらしておくのはもったいない。ラジコンにしよう。
ファミコンをラジコンにする手順はこちらである。
大まかな工程
ファミコンを分解
変色したホコリに時の流れを感じる。ちなみにファミコンはどこにでもあるプラスドライバーで分解できるが、スーパーファミコンの場合は特殊なドライバーが必要だ。当時のキッズたちが分解しまくったからだろうか。
ラジコンの型をとって、その形にリューターで穴をあける。削りカスまでえんじ色だ。
タイヤが大きいのでオフロードのおもむき。すでにかっこいい。
今回の最難関作業。巨大なラジコンのコントローラーの基盤を、小さなファミコンのコントローラーに移植する工程。ラジコンのコントローラーを分解し基盤を見つめながら、茗荷くんがウンウン唸って設計図を書く。私はそれを見つめる。
ファミコンのコントローラーの大きさにあわせたユニバーサル基盤に、ラジコンのコントローラーの基盤を移植する。
背面のLEDがかっこいい。果たして動くのだろうか。茗荷くんが恐る恐るスイッチを入れる。
動け!ファミコンラジコン
[embedded content]
動画でご覧ください
動画の最後で、机からファミコンラジコンが落下しているが、壊れなかった。さすがファミコン、頑丈である。
[embedded content]
コードが抜けても、無線なので大丈夫
今回の記事では、ファミコンの玩具っぽい可愛らしさと、電子工作の難しさを再確認することとなった。あと茗荷くんはとてもいい人である。次回は、セガサターンや、プレイステーション、メガドライブなどなど様々なハードを改造して、ゲーム機ハード戦争を実施したい(名前的にはメガドライブが速そうだ)
【追記】
その後、茗荷くんたちの手によりファミコンラジコンはさらにバージョンアップしました。
[embedded content]
映像もおしゃれ!