ニトリの「ペットボトルホルダー」がかなり人気で品薄状態が続いている。シンプルなデザインで、売れ筋ボトルの約90パーセントの商品にフィットするのが人気の理由だろう。それで999円……いわゆる “お値段以上” の商品だ。買えずに悔しい思いをした方もいるはず。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、カインズの『ボトルインボトル』である! ニトリとほぼ同じ形状で、お値段なんと980円。これは意外と狙い目かも……ってことで、購入して比べてみることに。さあ果たして、カインズペットボトルホルダーの実力とは!
カインズの『ボトルインボトル』には「ペットボトルをそのままイン。冷たさ長時間キープで持ち運びに」という簡単な説明が書いてある。「約90%の商品にフィット!」と攻めているニトリと比べると少し控えめな印象か。いざ並べてみると……
まるで生き別れた双子のような雰囲気を漂わせている両ボトル。パッと見た感じの違いは「持ち手」くらい。ニトリにはストラップ、カインズにはハンドルが付いている。個人的な好みを言えば、ハンドルの方が “高見え” するから好きだ。つまり安っぽく見えない。
次に構造について。ニトリの爆売れペットボトルホルダーは「真空二重構造」である。こちら本体内側と外側の二重壁の間を高真空状態にすることで熱移動をさせない構造のこと。すなわち保温保冷効果は高い。カインズの方はとくに説明がないものの、問い合わせてみたら……
やはり同じ「真空二重構造」であった。またしても控えめなカインズ。お前、やたらとアピールしないタイプだな。でもってパッキンも、両者エラストマー樹脂を使用。エラストマーは簡単に言えばゴムのこと。こいつのおかげでペットボトルがビタッとフィットする。
──となると、違いはマジでデザインくらいではないだろうか。重量を比較しても……ハンドルとストラップの差で、カインズの方がビミョーに重いくらい。
仕組みも同じ。カバーの閉め具合で高さを調整できるから、さまざまなタイプのペットボトルに使用可能。ニトリの時は6本ペットボトルを用意したが、なんとなく結果が見えているため、一応3本のペットボトルを試してみることに。
するとやはり……
うんうん
ある程度、高さのあるペットボトルなら使える。
そして太くて短いクラフトボスは……
入るものの……
高さが足りないため、キャップが空回りしてしまう。ゴムがボトルをつかめないってこと。どうしても使いたい場合は、ホルダー内にハンカチを入れてかさ上げ、もしくは滑り止めマットを敷く必要があるだろう。完全にニトリと同じだ。
おそらくカインズの『ボトルインボトル』も、売れ筋ボトルの約90パーセント……かどうかは分からないが、ほぼそれに近いレベルで使えるはず。
カラーはブラックの他に、シルバーとグリーンの3種類。これ系の商品を狙っていた方は、ぜひカインズに行ってみてくれ!
参考リンク:カインズ「ボトルインボトル ブラック」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.