2021年8月24日、新国立競技場で行われた東京パラリンピックの開会式に出席した菅義偉首相。開会式のテレビ中継で映った一幕が、ネット上で注目を集めている。
日本選手団が入場するシーン、笑顔で拍手をする天皇陛下の横で、菅首相は笑顔を見せずにゆっくりと手をたたき、選手を見守った。この場面がNHKで中継されると、ツイッター上では「誰か菅首相を休ませてあげて」と菅首相の体調を気遣う声が聞かれた。
「陛下の方が生き生きしてる」
日本選手団の入場は21時35分頃からスタート。会場にアップテンポなBGMが流れる中、中継カメラは客席から拍手で選手団を見守る天皇陛下と菅首相の姿を4回捉えた。
BGMに合わせて笑顔で手拍子を送ったり、拍手をしたりする天皇陛下。一方、その横にいた菅首相の顔は、マスクに覆われているものの、目元を見る限り、天皇陛下とは対照的な印象を受ける表情だ。
この時の菅首相について、ツイッターでは「うつろな表情」だと指摘する声も。また、拍手や手拍子も緩慢で、視聴者からは「リズムが合ってねぇ」「スピードが恐ろしく遅い」「BPM60くらいしかない」といった指摘があがっていた。
しかし、何より目立ったのは「菅さんが心配でしょうがなかった」「寝れてないですねこれ」「陛下の方が生き生きしてる」と菅首相の体調を気遣う声だ。
現在72歳の菅首相。8月は全国的な感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの対応や、西日本での大雨対応、そして今回のパラリンピックと、めまぐるしく変わるテーマに対処している。衆院選を秋に控える中で、お膝元・横浜市長選での自民系候補の敗北もあった。23日には産経新聞が、安倍晋三前首相を超える「148日連続勤務」となったことを伝えている。
ツイッターユーザーからは「菅寝ろ」「誰か菅首相を休ませてあげて」「お体を大事にしていただきたいです」と、菅首相に「休み」を取ってほしいという声が聞こえている。