竹島での挑発行為を逆手にとれ – 山田賢司

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最近の竹島を巡る情勢について、領土に関する特別委員会・外交部会合同会議を開催。

韓国国会議員による竹島上陸、韓国海洋水産部による竹島のリアルタイム映像公開、慶尚北道による竹島上空における遊覧飛行行事など、竹島を巡る韓国による挑発行為の進行について外務省より報告を受けました。

多くの議員より、抗議するばかりでなく具体的な対抗措置を行うべきとの意見が出されました。政府からの回答は、相変わらず「適切に対応」「引き続き検討」の域を出ません。

私は事務局長として司会を仰せつかっていたので、この会議の場では発言致しませんでしたが、事前に外務省には意見を伝えました。

間違ってはいけないのは、現状をエスカレートさせたから問題なのではなく、そもそも不法占拠されている状態が続いていること自体が問題であり、挑発行為をやめたら解消するというものではありません。

竹島のリアルタイム映像も、何も無いところに新たに開始されたのではなく、女島から男島からの映像は既にあり、今回、男島から女島を映す映像が追加されたというもの。今回直ちに強く抗議したというが、これまでから公開をやめさせるよう行動していたという話は聞きません。

実は、騒ぎを大きくすればするほど竹島が係争地域であることがクローズアップされ、韓国にとっては不利になるはずです。むしろ、彼らが挑発行為をエスカレートさせるのであれば、これを逆手に取って竹島の不法占拠問題にかかる係争を大きくして、紛争解決プロセスに持ち込むくらいのことを考えるよう申し上げました。

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