2021年東京オリンピックで日本代表としても活躍した田中将大。自身のYouTubeチャンネルで高校時代の舞台裏が公開されました。多くの人の思い出に残る高校3年生の甲子園決勝、その当時の葛藤や苦悩を語っています。
この記事では田中将大の激動の高校野球、SNSの反応を紹介します!ぜひ最後まで読んでください!
田中将大、高校野球時代を語る
いまだに多くの人々の間で語り継がれる2006年の甲子園。伝説の試合に至るまでは苦悩の絶えない日々であったことが今回の動画で伝わってきました。
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レジェンドと呼ばれるまでの野球少年
日本を代表する投手にまで登り詰めた田中将大。その豪傑ぶりが世間から注目を浴びることになるのは高校2年生。転換点とも言える高校野球での活躍に当時日本中が湧きました!その時の心情や葛藤が15年経過した今明かされます!
高校まではポジション兼任選手だった!
野球ファンの間では有名な苫小牧恒例の雪上ノックからピッチャー専任までのポジションまで、プロ入り前の野球生活を振り返ります!
冬でも関係ない!雪国高校の練習風景
兵庫県伊丹市出身、高校からは北海道にある駒沢大学附属苫小牧高等学校で野球生活を送ることになります。まず驚いたのは雪の量!地元の伊丹では雪が積もること自体なかったため、高校生活でもう雪なんか見たくないというくらいに雪に囲まれながらの冬になったそうです。
中でも冬の名物とでもいうべき、雪上ノックはいまだに語り継がれています。練習前にトンボで雪を掻き、地面には自然に凍ったデコボコの氷。
この上で通常通りのシートノックが行われます。真っ平でもないため、イレギュラーバウンドは当たり前!ピッチャーはノックの距離が一番近かったため、とにかく怖かった印象が残っているようです。
この雪上ノックのおかげでイレギュラーへの対応力、冬でも練習量が減らないおかげでチームプレーを鍛えることができたといいます。
ピッチャー専任になったのはいつから?
ファンにとっては有名な話ですが、田中将大は高校生に行くまではピッチャー専任ではありませんでした。キャッチャー・ファーストなどポジション兼任で高校まで出場していました。野球を始めた「昆陽里タイガース」では4番の捕手として活躍。この時のピッチャーが侍JAPANでキャプテンも務めた坂本勇人です。
地元を離れ高校へ進学するときにピッチャーに専念するため、キャッチャーミットは置いていったといいます。しかし高校にキャッチャーがいなかったため、地元からキャッチャーミットを送ってもらってキャッチャーを兼任していたそうです。
2年春のセンバツで3番手投手から急遽抜擢され、結果を残したためピッチャーに専念したといいます。
ピッチャーとして覚醒した2年夏
投手としての功績は、中学卒業までに135kmの球速が出ていたといいます。高校1年の秋に神宮大会準々決勝で先発した時に141km、2年の春のセンバツで145kmを叩き出し注目を浴びました。その数ヶ月後の甲子園では150kmを記録。
振り返ると成長期の影響があったのではと分析しています。小学生の時には既に160cmほどあったそうで、この時から膝が壊死しかけていると診断されるほどに成長痛に苦しんでいたそうです。
そして体が出来上がった高校2年の夏の甲子園で、高校2年生史上初となる150kmが計測されることとなります。
伝説の苫小牧vs早稲田実業!
野球ファンのみならず日本国民を魅了した2006年甲子園決勝、2日に渡る激戦となった試合を振り返りました!
キャプテン降板?
高校3年になりエースでキャプテンに抜擢!甲子園の入場行進はキャプテンが優勝旗を掲げて行進する必要があるところ、腕の負担も大きく試合への影響を考慮して監督から「キャプテンを降りてくれないか」と直談判されたそうです。
チームのことも考えて他の選手に代わったそうだが、実際には腹が立つほど悔しかったといいます。実際に優勝旗を持っての行進リハーサルでも代役の方は大変そうに務めていたといい、結果的に代わって良かったのかもしれませんね。
ハンカチ王子フィーバーに対する思いとは?
早稲田実業には勢いを感じていたといい「どこかで負けてくれればいいのに」と本当に脅威に感じていた様子。ハンカチ王子こと斎藤佑樹は大阪桐蔭の中田翔を完璧に抑えた上、ハンカチを使ったクールな一面もあり当時はヒーローのように取り扱われていました。
大会前までは駒大苫小牧が3連覇なるかという流れだったのが、決勝ではヒール役のように仕立て上げられてとてもやりづらかったといいます。
そんなプレッシャーもある中での試合のラスト、3-4で負け越している中の田中vs斎藤というドラマチックな展開。「とにかく悔いが残らないように」という言葉通りの見事なスイング。惜しくも敗れたものの、最後まで熱を帯びた試合はいまだに語り継がれています!
SNSの反応は?
動画のコメントでは「決勝の試合は本当に素晴らしかった!野球ファン以外の人たちも注目してた」「道民にとって本当に忘れられない夢のような時間でした!」「勝ちへの執念が出ていた試合の最後が笑顔でこちらまでもらい泣きしてしまった」
当時と同じ熱量で想いを募らせるコメントが多くあり、野球ファン以外をも魅了した試合であることがわかります。
野球ファンにとっては垂涎ものの動画となったようです。
昨日のことのように思い出せる程に多くの人の記憶に残っているようです。
今後も田中将大投手の活躍に期待!
日本プロ野球界、メジャーリーグで活躍した田中将大。2021年東京オリンピック代表として出場し、どのフィールドでも活躍する姿を見てきました。
そんな我々が知らない当時の心境が語られた今回。トッププレイヤーでありつつ、苦悩や葛藤といった一人の人間として身近に感じられる動画となりました。まだまだ現役選手として活躍されていますので、今後の活躍にもこうした振り返り動画にも期待していきたいと思います!
サムネイルは以下より:
https://www.youtube.com/watch?v=Z1mpHXW9LhM