パーソナライズD2Cブランドを展開するSparty、総額約41億円の資金調達

CNET Japan

 Spartyは8月13日、第三者割当増資・融資により、総額約41億円の資金調達を実施したと発表した。

 内訳は、JICベンチャー・グロース・ファンド1号をリード投資家とし、既存株主・新規投資家を引受先とした約20億円の第三者割当増資と、銀行(りそな銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行)からの21億円の融資になるという。

 同社は、2017年7月に創業。以降、パーソナライズを基軸としたD2Cブランドを展開している。具体的には、パーソナライズヘアケア「MEDULLA」、パーソナライズスキンケア「HOTARU PERSONALIZED」、パーソナライズボディメイク「Waitless」の3ブランドを主軸に展開し、2021年8月時点で累計会員数は35万人以上。

 これまでは大量生産・大量消費でみんなが「同じもの」を選ぶマスの時代だったが、インターネットが普及し、みんなが「評判」で選ぶブランドの時代へ。そして自分に合ったものを誰でも簡単に「自分でつくる」パーソナライズの時代という流れが高まりつつある。

 そこで同社は、「自分にマッチするものを探すのは難しい」という普遍的課題に対して、答えを提示するのではなく、悩みを分かち合いながらデイリーケアをサポートするサービスを展開。リアルの体験とデジタルを融合させることで、既存産業の変革を目指している。

 今回調達した資金は、その実現のために活用する。2022年6月までに200名規模の採用を行うほか、各パーソナライズブランドの認知向上を目指した広告の展開、幅広いマーケティング活動へと投資する。さらに、アジア市場をはじめとするグローバル展開、SDGsへの積極的な取り組みも行うとしている。

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