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ホントに今年の夏はヤバい…。
暑いです。とにかく暑いです。まだ8月は始まったばかりですが、どこまで猛暑は続くのでしょうか? そんな心配は当然ながら、いま日本だけでなく地球規模で高まっています。このほどデンマークのPolar Portalは、7月末にグリーンランドの氷が、かつてない勢いで溶けてしまったことを明らかにしましたよ!
グリーンランドといえば夏でも涼しくて10度以下で過ごせる日々がほとんどのはずが、北東部に位置するネレーリット・インアート空港において、先月末に23.4度の観測史上最高気温を記録。連日80億トン規模の氷が溶ける勢いで、7月28日に溶けた氷はフロリダ州全域を5.1cmの高さですっぽり覆う量の水となり、海へ流れ出す記録になったと報じられました。これは日本でいうなら北海道と九州と四国を足した面積以上の広さを覆う水量ということなので、いかに大量の氷が1日のうちに溶けてしまったのかがわかります。例年の倍以上のスピードで、今年の夏は氷の融解が進んでいるそうですよ。コロンビア大学で氷河の研究を進めるMarco Tedesco氏は以下のように警鐘を鳴らしています。
この融解速度は異常なレベルで、グリーンランドのありさまを変えてしまうでしょう。さらなる氷の融解を誘発する要因となりかねず、その結果として海水面の上昇にもつながります。過去にも特筆すべき気象の変化を観測しましたが、いまや影響は長引き、より頻繁に生じるようになっています。
これまでにグリーンランドでもっとも大規模な氷雪の融解を記録したのは2019年で、年間5320億トンの氷が水に変わったと報じられました。しかし、先月末の氷の融解ではその2019年よりも広範囲で氷が溶けていることが観測されました。
もしも毎年のように恐るべきスピードで氷がグリーンランドから消えていくならば、西暦3000年までにはグリーンランドから氷がなくなってしまうだろうとの予測も出ています。そうなった場合は海水面もグンと上昇し、世界から消えてしまう島や陸地も数多く出てくることでしょう。地球温暖化ストップのために、本気で取り組まねばならない時代となっているのは確かなようです。
Source: Polar Portal