メモ
AmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏が2021年7月20日に、自身が設立した宇宙開発企業・Blue Originのロケットに搭乗して宇宙飛行し、約10分後に無事地球に帰還しました。そんなベゾス氏に対し、地上では「そのまま帰ってこないで欲しい」という署名運動が展開され、記事作成時点で17万5000人以上の賛同を集めています。
More than 160,000 people sign petition to stop Jeff Bezos from returning to Earth | indy100
https://www.indy100.com/science-tech/jeff-bezos-blue-origin-space-petition-b1887139
ベゾス氏は2021年6月に、Blue Origin初となる有人宇宙飛行に参加することを表明し、宇宙への出立は7月20日だということを明かしました。
Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏が2021年7月に宇宙へ旅立つ予定であることを明かす – GIGAZINE
ベゾス氏が宇宙飛行の準備を進める中、オンライン署名サイトのchange.orgで、Ric Gというユーザーが6月に「ジェフ・ベゾスの地球帰還を許さない」というタイトルで署名を開始しました。
署名の発起人はキャンペーンについて、「億万長者が我先にと宇宙旅行に繰り出すのは、日々の糧を得るためだけに必死で働いている労働者の人々の顔に泥を塗っているようなものです。ほんの一握りの億万長者が『よしやろう』と決めれば解決できる、現実的で具体的な問題が地球上には山積みになっています。飢餓やホームレス、貧困をなくすにはお金がかかりますが、豪邸を何軒も建てたりヨットを何隻も買ったりするお金があればなんとでもなるでしょう。億万長者や大企業は、社会的支援の費用を公平に負担すべきです。とりわけジェフ・ベゾス氏は、思いやりと人間性を銀河のどこかで見つけられるまで、宇宙にとどまっていればいいのではないでしょうか」と説明しています。
7月20日に、予定通り宇宙に飛び立ったベゾス氏は、約10分間の宇宙旅行を終えて無事帰還しました。帰還カプセルでテキサス州の砂漠に降り立ったベゾス氏は、宇宙に行った感想について「史上最高の日です!」とコメントしました。
一方、ベゾス氏が帰還せず宇宙にとどまることを望むキャンペーンは記事作成時点で17万5000人以上の署名を集め、目標としている20万人まであと少しというところまで来ています。
キャンペーン · Do not allow Jeff Bezos to return to Earth · Change.org
https://www.change.org/p/the-proletariat-do-not-allow-jeff-bezos-to-return-to-earth
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