健康のための夜さんぽ、安全にしたい!
自宅でのリモートワークが長すぎて、すっかり運動不足になってしまった。
こりゃいかんと言うことで、夜に外を散歩するようにし始めた。
知らない道を歩いてみたりして、思ったより楽しく続けられている。
ただ、うちは郊外の中でも都心からは離れたところにあるので、夜道を歩くには結構暗いことに気が付いた。
車もビュンビュン通るので、気付いてもらえるようにしないと危ない。
どうしたらいいだろうか。
※『デイリーポータルZをはげます会』のサポートによってこの記事を制作させていただきました。
反射材は万能なのか
暗い色の服を着た状態で、夜にどのように見えるかを試してみた。
かなり暗い。実はライトをハイビームにしているのだが、あまり効果が感じられないほどだ。
これはドライバー視点では結構危ないぞ。
このような時に役立つのが反射材だ。
これならライトを反射するので、歩行者がいるんだなと車にも気付いてもらえるのだ。
ただ、主張は控えめに感じる。もっとアピールした方が安全なのではないか。
全身をガンガンに光らせた方がアピール度合いは高いだろう。
当サイトではライターの三土さんが「青信号の人になる」という記事で全身を光らせている。
この方法は確かに目立つが、電源を確保するなど大変そうだった。
僕は青信号になりたいわけではなく、安全に散歩をするために光りたいのでなるべく装備は軽快にしたい。
そうすると、やはり反射材か。
これなら服に貼るだけでいいのでラクだろう。
屋外のカラーコーンに貼るような用途のものなので、ちょっとシンナーくさいが貼っていこう。
いざ、全身反射男へ
貼るのに夢中で写真を撮り忘れたので、貼り終わった成果だけご覧いただきたい。
ジャニーズの衣装みたいな服が出来た。今年の年越しライブはこれを着てもらおう。
反射テープはかなりしっかりしている素材なので、服に一面に貼ったら固くなってしまった。
実際に着てみると、まぁ動きづらいこと。令和のロボコップがそこにはいた。
鎖帷子ってこういうことだろうなという気持ちになる。
こっそり試そう、全身反射男
早速試したいが、このまま街に繰り出すと通りかかった車がびっくりするかもしれない。
人の通らないところで、車のライトを照らしたらどうなるかを試してみた。
めちゃくちゃ光った。光りすぎて白飛びしている。
あとから見てひとりで爆笑してしまった。
あまりに周りの景色と違いすぎるので、合成のように見えてしまう。
もうちょっと控えめに
さすがに全身反射男は光りすぎではないか。
心配になったのでもう少し控えめに主張する方法を考えた。
やはりドライバーから見て「ああ、あそこで人が歩いているな」と気付いてもらうのが大事だろう。
そこで、こうしてみた。
反射テープで「ヒト」と書いてしまうことにした。
これは一目瞭然でヒトがやってきているだろう。
反射テープはほとんど貼っていないので、先ほどのように動きづらいということが全くないのもいい。
もっとわかりやすく
ヒトと書いた場合はシンプルになったが、ドライバーは「文字を読んで理解する」→「ヒトか!」と知覚するまでに時間がかかるのではと心配になった。
そこで、より直感的に人が来たと理解出来るようにしてみた。
光り輝く棒人間が現れた。
先ほどと比べてかなり直感的になったのではないか。
反射テープの量を抑えつつ、光り具合とわかりやすさの両立を実現している。
新しいデザインのトレーニングウェアだと言えば通りそうだ。玄関でたくさん写真を撮った。
棒人間スタイルが機動力を残しつつ周囲へのアピールも出来る、最良のスタイルであることが分かった。
これで年を越そうかな。
やけに光っている人間がやってくる面白さ
反射テープの反射具合が想像以上で、撮影した動画をその場で見返しては爆笑していた。
ドライブレコーダー的な視点で撮影した映像に変なものが映っていると、それだけでかなり面白くなるのかもしれない。
光らせる面白さと通報リスクとの兼ね合いを考えていきたい。