アニメ劇場版「ONE PIECE FILM RED」の予告動画が2022年6月8日に公開された。ツイッターでは、今作で新たにシャンクスの娘として登場するキャラクター「ウタ」に注目が集まっている。
衝撃的な設定が立て続けに明かされ、「二次創作で百万回見た設定てんこ盛りで草」「公式が作った最強夢主」といった声があがっている。
「だってこいつ、シャンクスの娘だもん!」
漫画家の尾田栄一郎さんが手がける人気作品「ONE PIECE(ワンピース)」のアニメ劇場版にあたる同作は、8月6日に公開が予定されている。
新情報はYouTubeチャンネルで6月8日に配信された特番を通じて発表された。ウタ役は声優の名塚佳織さんと、ダブルキャストで歌唱パートを歌手のAdoさんが務める。予告によると、
「世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は”別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される」
といったあらすじで、紅白ツートンカラーの髪をもつウタがシャンクスの娘だという「衝撃の事実」から物語が動き出すという。
また「音楽の島・エレジアで再会したルフィとウタの出会いは12年前のフーシャ村へと遡る」と伝えられ、ウタはルフィの幼なじみでもあると明かされた。
披露された予告動画では「俺だよ俺!」「ルフィ!?」と2人が再会する場面があるほか、仲が良い理由を仲間に問われたルフィが「だってこいつ、シャンクスの娘だもん!」と応じている。さらに、幼少期の2人が行動をともにする姿も見られる。
新キャラクターにもかかわらず、「世界で最も愛されている歌手」かつ主要人物の非常に近しい存在として突如現れ、さらに人気声優らが声を担当するというウタ。
あまりの好待遇を受けてファンの間では、「夢小説」などと呼ばれるジャンルの一次・二次創作における、主人公に据えられたオリジナルキャラクター「夢主(夢主人公)」のようだと反響を呼んでいる。夢主は、読者が自己投影して楽しめる仕様になっていることが多い。
ツイッターでは、「シャンクスの娘で子供の頃ルフィと仲良しで大人数の目の前で再会し関係性を暴露するのあまりにも夢小説の主すぎる」「二次創作で百万回見た設定てんこ盛りで草」「公式が作った最強夢主うたちゃん……」といった声が寄せられている。
一方で「私が中学生の時に考えた夢主と設定丸被りでめちゃくちゃ恥ずかしい」「いままで忘れてた黒歴史強制的に掘り起こされた気分笑」などと、苦しむような反応も出ている。