阪神「中断中のベンチ談笑」は問題? 「真剣さがなさすぎ」「気にならんかった」SNSで議論に

J-CASTニュース

   阪神が2021年4月21日のDeNA戦(横浜)で逆転負けを喫し、4連敗。今季ビジターで12戦12敗となり、セリーグの借金を全て抱える今季ワーストの借金16にふくらんだ。

  • 矢野燿大監督(写真:アフロスポーツ)

    矢野燿大監督(写真:アフロスポーツ)

  • 矢野燿大監督(写真:アフロスポーツ)

「負けている中で選手たちが…」

   伏兵の値千金の一発が勝利につながらないのが、深刻なチーム状態を物語っている。

   2点差を追いかける4回1死満塁で代打・小野寺暖が坂本裕哉の144キロ直球を振り抜き、左翼席に逆転満塁弾。だが、2番手の馬場皐輔が4回に楠本泰史に被弾して1点差に迫られると、回跨ぎした5回も5本の集中打を浴びて3点を奪われる。打線も淡白だった。再び2点差を追いかける6回に先頭打者の中野拓夢が3ボール1ストライクから打って二ゴロ。打者有利のカウントで打つのは決して間違っていないかもしれないが、相手右腕・クリスキーは制球が定まっていなかった。雨が降りしきり足場がぬかるんでいる影響もあっただろう。だが、結果的に中野の凡打がクリスキーを助ける結果になってしまった。

   “場外”で話題を集めたシーンもあった。6回裏途中に激しい雨で試合が一時中断となった際、阪神の三塁ベンチで選手が笑顔で話している姿がテレビで映し出されていた。

   元プロ野球選手の金村義明氏がスポーツ報知の紙面で「がっくりした」と言及すると、SNSでは「自分は気にならんかったけど負けてるときは何しても批判されるね」「真剣さがなさすぎ、応援しているファンに対して失礼だと思う」と賛否両論となっている。

「雨天中断の時に、選手たちがベンチで笑顔を見せるのは決して不思議なことではありません。だが、その時はチーム状態が良かったり、試合に勝っている、もしくは同点の時に見られるもので、阪神の今の状況を考えたら、負けている中で選手たちが笑っている光景は信じられない。矢野燿大監督は試合中の深刻な表情が目立つので、選手との温度差を感じてしまう」(スポーツ紙デスク)

   この日は佐藤輝明が今季初の3番に座り、1番に近本光司を戻した。局面打開に向けて指揮官は試行錯誤を続けている。阪神ファンを失望させないためにも、選手たちの奮起を期待したい(中町顕吾)。

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