12月に入ってからというもの、寒さが本気を出してきた。私の住んでいる都内は最低気温1桁が当たり前となり、街を歩く人の服装も冬仕様へ。もはや防寒対策なしでは過ごせない時期になった。
これからさらに気温が下がることを想像するだけで震えてくるが、私はすでに寒さの限界を迎えようとしている。こういうのも、オフィスのマイデスクは位置関係から寒さMAX。下半身がもげてしまう勢いで凍えているのだ。
・窓際の極寒デスク
寒くなればなるほど頭を悩ませるオフィスの寒さ問題。席の配置によって寒さの感じ方は異なるが、先に書いたように私の場合はとにかく深刻。隙間風だけならまだしも、ベランダへの出入り口の真横ということもあって誰かが外に出ようものならヒンヤリした空気が流れてくる。
それに加え、エアコンの死角という条件も組み合わさっているから極寒状態。これまでブランケットをはじめ、ヒートテックタイツやボアつきのスウェットパンツを穿いたりして対策していたが、もうそんなことをチマチマやる次元じゃないような気がしてきた。
・Amazonベストセラー1位のデスクヒーター
そうとなれば寒さ対策のグッズを買って、ワンランク上の抵抗をするしかあるまい。ということで、いろいろと検索していたらAmazonで売っている「遠赤外線デスクヒーター」がヒットした。えぇ〜と、なになに……
2021年12月7日時点で売り上げベストセラー1位に君臨していたのは、Miriyonなるメーカーのものでお値段7998円。1350個もの評価がついていて星4.2だけに優秀だと考えてよさそうだ。ネットの評価は絶対じゃないとはいえ、これならゴミをつかまされることもないだろう。
んでポチって数日後に届いたのがこちら。かなりコンパクトでそこまで重くもない。開封すると中には……
無料でついているブランケット(ポリエステル100%、サイズ約70×110センチ)と……
そして本体が入っていた。説明書によると高さ約51センチ、幅約40センチ、奥行約30センチとのことだから普通の座席の下にスッポリ収まるくらいと思ってもらっていいだろう。現に、私はジャストフィット!
使い方は簡単でスチャッと立たせて電源ランプを入れるだけ。点灯したら徐々に暖かくなり、あとは「強・中・弱」で温度を調整したらOKだ。それにしても、こんなペラッとした板みたいなもので暖かくなるなんて最近の技術ってスゴいなぁ。
・実際に使ってみた
さて、それではお手並み拝見。ひとまずデスク下に設置して暖めてみた。すると……
えっ? こんなもん……?
というのが素直な感想だ。確かに……確かに足の指先は暖かくなったが、全体的にポカポカかというとそうではない。ヒーターに囲まれている場所こそジンワリと暖かさを感じるものの、太ももあたりはなんというかこう……少しばかり寒い。いちおう、説明書には……
「サーモスタットのはたらきで熱くなったり、ぬるくなったりをくり返します。また、室温が比較的高いときには、サーモスタットが作動してぬるいと感じる時間が長くなる場合がありますが、これは故障ではありません」
と書いてあったが、私が期待しているのは寒さを感じない暖かさ。もしかしたら期待外れか……と思いきや、同商品が真価を発揮してきたのはここからだった。そう……!!
無料でついているブランケットの存在である。これをファサ〜ッと上から覆うようにかければ、暖かさが閉じ込められてポカポカのポカ太郎! 段違いに暖かくなって、まるでコタツに入っているかのような状態となった。
だからこそブランケットが無料でついていたのだろうか。とにかく、あるとないとでは天と地ほどの差。完全体となってからだと足の裏はもちろん、膝や太もものところまで足全体が暖かく、これなら星4.2も納得できるものだった。
正直なところ、他にも「グラグラしたりしないか?」「こんな板みたいなので暖かくなるのか?」など、実物を見たときは不安しかなかったが、まったくもってそんなことはなし。グラグラすることなく安定感がある上、3時間自動オフタイマーもついているから電源を消し忘れても安心なところもよかった。
これにて私の極寒生活も一段落。この冬、寒さで集中力を切らすことなく作業できそうである。あっそうそう、コードの長さが約1.5メートルと遠くに届くほど長くないので、使う場所によってはあらかじめ延長コードを用意した方がいいかもしれない。参考までに!