「Xbox」「PlayStation」の両トップ、Activision Blizzardを批判か–関係見直しも

CNET Japan

 ゲーム開発会社Activision Blizzardの最高経営責任者(CEO)であるBobby Kotick氏が、社内の性的不正行為について数年前から認識していたと報じられたことを受けて、ゲームプラットフォーム「Xbox」と「PlayStation」の責任者がそれぞれActivision Blizzardを批判したと報じられている。Bloombergは、MicrosoftでXbox事業を率いるPhil Spencer氏と、PlayStationの開発元ソニー・インタラクティブエンタテインメントの社長兼CEOであるJim Ryan氏がいずれもこの件について従業員に電子メールを送ったと伝えた。Spencer氏はその中で、会社として「Activision Blizzardとの関係について、あらゆる面から評価を見直している」と述べたという。

Activision Blizzardのロゴ
提供:Getty Images

 記事によると、Spencer氏は米国時間11月18日に従業員に送った電子メールの中で、同氏をはじめとするゲーム部門の幹部チームは、Activision Blizzardでの「恐ろしい出来事と行為に困惑し、深く心を痛めている」と述べたという。同氏はさらに、業界内にこうした行為があってはならないと述べたと伝えられている。

 Spencer氏は電子メールの中で次のように述べている。「私は個人的に、Xbox部門のすべての従業員を温かく迎え入れるインクルーシブ(包摂的)な環境に大きな価値を置いている」「これは目的地ではなく、われわれが常に歩んでいく道のりだ。XboxとMicrosoftのリーダーたちはチームに寄り添い、すべての人にとってより安全な環境を構築できるようサポートする」

 ソニーのRyan氏も17日に電子メールを送ってSpencer氏と同様の見解を示したと報じられており、その中でActivision Blizzardは「差別やハラスメントが根強く残る文化に十分に対処してこなかった」と述べたという。

 Activision Blizzardは、パートナー企業からのあらゆるフィードバックを尊重し、さらに関与していくとしている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

Source

タイトルとURLをコピーしました