富士フイルムは11月17日、“チェキ”の愛称で長く親しまれているインスタントカメラ「instax」シリーズの最上位機種として、カードサイズのミニフォーマットフィルムに対応した「instax mini Evo」を発表した。
instax mini Evo
価格はオープンで、店頭販売想定価格は2万5800円前後(税込)。11月19日10時から予約を受け付け、12月3日に発売する。
instax mini Evoは、「ソフトフォーカス」「光漏れ」などの10種類のレンズエフェクトと、「モノクロ」「レトロ」などの10種類のフィルムエフェクトを搭載したインスタントカメラ。
レンズエフェクトとフィルムエフェクトを自在に組み合わせ、100通りの撮影エフェクトを実現。感じたままの情景をチェキプリントで表現できるという。
さまざまな表現が可能
また、フィルムへの露光密度(カメラ内で有機ELを使用し、撮像をフィルムに露光する際の密度)を従来の2倍に高めることで、さらなる高画質を実現。色彩をより豊かに表現できる「instax-Rich モード」と、柔らかい風合いを楽しめる「instax-Naturalモード」を搭載した。
カメラ本体は、高級感あるクラシックデザインを採用。アクセントとしてシルバー塗装を加えている。操作音などを細部までこだわって設計したレンズダイヤルやフィルムダイヤル、プリントレバーを搭載し、アナログ感ある操作が楽しめるという。
本体にはクラシックデザインを採用
アナログ操作を楽しめる
撮像素子は、1/5型CMOS原色フィルター。焦点距離は、35mm判換算時で28mm。絞りは、F2.0。撮影可能距離は、10cm〜∞。記録画素数は、2560×1920ピクセル。
シャッタースピードは、1/4秒〜1/8000秒(自動切替)。撮影感度は、ISO100〜1600(自動切替)。露出制御は、プログラムAE。
プリント機能では、露光画素数が1600×600ドット。スマホアプリからの印刷時は、800×600ドットとなる。出力時間は、約16秒。ただし、起動直後にinstax-Richモードを使用して印刷する場合は、7秒追加されるという。
液晶モニターは、3.0型TFTカラー液晶モニター(約46万ドット)。電源に内蔵型のリチウムイオン電池(取り外し不可)を採用し、充電には「USB micro-B」を利用する。
なお、スマホ専用アプリ「instax mini Evo」には、スマホプリンターとして活用できるようになる「ダイレクトプリント機能」、カメラから離れた場所でも撮影できる「リモート機能」、プリントした写真をinstaxフレーム付き画像としてスマホに保存できる「プリント画像保存機能」などを搭載した。
ダイレクトプリント機能イメージ
リモート機能イメージ
プリント画像保存機能イメージ
同日には、撮影した写真をより引き立てるミニフィルム「STONE GRAY」も発売する。こちらもオープン価格だが、店頭販売想定価格は869円前後(税込)で、1パック10枚入りとなる。
ミニフィルム「STONE GRAY」