スマートフォン決済サービスを展開するLINE Payは7月12日、Zホールディングス(ZHD)とLINEの経営統合による連携強化の取り組みとして、既存の「PayPay」加盟店でも「LINE Pay」が8月17日より利用できるようになると発表した。
ZホールディングスとLINEの経営統合により実現した相互利用
利用できるのは、PayPay加盟店のうち、ユーザーがQRコードを読み取る「ユーザースキャン方式」の店舗。LINEアプリはバージョン11.5.0、LINE Payアプリはバージョン3.2.0以上から対応する。なお、PayPay加盟店ではLINE Payクーポンや特典クーポンが利用できないほか、返金は最大60日かかる場合があるという。
店舗側はこの相互利用に際し、加盟店用QRコードの変更などは不要。また、売り上げの管理も従来の「PayPay for Business」でまとめて管理できる。
PayPayとLINE Payの連携については、2021年3月の両社経営統合に関する会見内でも触れられており、2022年4月をめどにLINE PayのQR・バーコード決済をPayPayに統合すべく協議をしている旨を述べている。