つい最近まであちこちで見かけていた「検温のアイコン」。
そこに書かれている平熱の数値が店によってバラバラだと気づいたので調べてみました。
前の記事:大阪市此花区のポストは17色ある
> 個人サイト note
近年、当たり前のように見かけていたのが――
非接触型の検温器!
ここ最近はその姿を見る機会もめっきり減ってきていますが、あちこちにあった時は物珍しかったので、見かけるたびに体温を測ってました。
そしてその横にだいたいあるのが――
体温のアイコン!
これは入店を断られる体温の例で、大抵37.5℃であることが多いです。
日本の感染症法では37.5℃以上を「発熱」としているので、それにならっているみたいですが、では逆に入店してもいい方の平熱の例を探してみると――
36.1℃!
別のところで見かけたのですが、やけに中途半端な数字でした。
37.5℃未満なら何℃でもいいはずですが、あえてリアルめな数値にしているのが面白かったので、どれだけ中途半端な数値があるのか調べてみることに。
・1つだけすごく多い
いざ探して、温度別にまとめてみると、
ある体温だけが半数近くを占めているのが判明!
その1番多かった体温が――
36.5℃!
37.5℃のちょうど1.0℃下!
やはり37.5℃が基準になっているからか、それとも小数点以下のなかでは比較的中途半端っぽくないからか、1番よく見かけました。
特殊なパターンだと、消毒液と合体している36.5℃や、
手で測るタイプの検温器でも36.5℃。
「37.5度以下」と喋ってる検温器にも36.5℃。
「汐留〇郎」も36.5℃。
「汐留〇郎」じゃなくても36.5℃。
イラスト版「汐留〇郎」も36.5℃。
マジで何者なんだ……汐留〇郎……
他にはレアな場合だとこういうパターンも。
一見して体温の例は見当たりませんが――
なにやら検温器に紙が。
やった!体温の例が載ってる!
どうやらこれ自体が売り物のサンプルのようで、細かい情報が書かれていました。
読み進めると――
なんと!両方とも正常な体温!
珍しいうえに、右の男性の体温は36.4℃!
右の女性より0.1℃低くなってました。
さらにはあったけど、またもや36.5℃。
ここも36.5℃。
最後にもう1つ、36.4℃がありました!
全部36.5℃でもよさそうなのに、ちょっとずつ変えてるのも面白いですし、変えても男性の方だけを36.4℃に徹してるのもなんとなくマイルールっぽくて興味深かったですね。
・36.5℃以外
では次は、36.5℃以外の平熱を。
前述では36.1℃がありましたが――
などなど、全部で16例。
元々の数が少ないので、これでも全体の約半数を占めています。
36.2℃もありました!
さらにもう1つ、36.2℃!
検温器は36.2℃なのに、表示されてる顔は36.5℃という謎さ。
ちなみにこれも売り物で、普通に買えるみたいでした。
売り物のサンプルには、体温の例が複数使われがちみたいです。
他には、飲食店では36.3℃!
映画館では、36.4℃も!
さらに、36.8℃!
入店には全く問題ない体温ですが、36.5℃を超えてると不思議と「高っ!」って感じますね。
そして最も高かった平熱は37.0℃!
完全にセーフなのに、あと0.5℃で発熱というギリギリさからか、他ではあまり見られなかったのでレアなのかも。
逆に、無のパターンも。
ここも無。
表示されてるっぽい集中線があるわりに体温がなくてビックリしました。
というわけで、全ての体温を最初のグラフにあてはめると――
こんな感じに!
36.5℃の次に多いのが36.4℃でしたが、これは検温器にくっついていたペーパーで数が増えていて、他の体温は意外と被っていないことがわかりました。