[ブックレビュー]不安な新社会人にそっと手渡したい1冊–「入社1年目ビジネスマナーの教科書」

CNET Japan

 入社1年目は、誰しもわからないことだらけだ。スーツを問題なく着こなせている自信がない。ちょっとした会話でも「失礼な言い方になっていないか」「敬語が間違っているのではないか」と不安になる。仕事を進める上でわからないことがあっても、「先輩は忙しそうだから、もう少し待とう」と遠慮しているうちに時間が経ってしまい、「わからないならすぐ質問しなさい」と叱られる――。本書は、そんな「入社1年目」の方にそっと手渡したい1冊である。

 著者はビジネスデザイナー・マナーコンサルタントの西出ひろ子氏だ。20万部超のベストセラー「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)など、国内外で100冊を超える著書、監修書のある著者が、新型コロナウイルスの感染拡大などによって働き方が大きく変わった今のビジネスシーンをふまえ、時代に即したビジネスマナーをイラストで解説するのが本書である。

 特に注目してほしいのは、「指示・報告・連絡・相談・確認」の基本を教えてくれる章だ。社会人として押さえておきたいポイントについて、今日から実践できる形で、具体的にアドバイスしてくれている。

 誰にでも、何にでも、“はじめて”は必ずある。最初は不安で仕方ないかもしれないが、正しい知識を身につけて一生懸命頑張っていれば、おのずと結果は出るはずだ。本書を読んでビジネスマナーを学び、社会人生活を楽しんでほしい。

今回ご紹介した「改訂新版 イラストでまるわかり!入社1年目ビジネスマナーの教科書」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。

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