自民党の総裁選挙に出馬しないことを表明してから一夜明けて、菅総理大臣はけさから都内の病院で受診している。総理周辺は「これまで休みなく働いてきたので健康診断だ。体調には問題なく午後には戻る予定」と説明している。
一方、自民党総裁選の影響で衆議院選挙の投開票日は来月21日の衆議院議員の任期満了よりも後になる可能性が高まった。今月29日に新しい総裁が選出されてから臨時国会を開き総理大臣指名選挙や組閣を行うと、来月21日までに衆院選を実施するのは日程的に難しいとみられる。新しい総理大臣による所信表明演説や各党の代表質問の後に衆議院を解散すれば、来月末にはイタリアでG20サミットも開催されるため、投開票日は11月にずれ込む可能性がある。任期満了を超えるのは極めて異例だ。(ANNニュース)