DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)は13日(米国時間)、F-16に特化したAIエージェントを開発し、実物の飛行制御に成功したと発表した。
DARPAでは2022年12月、F-16をベースに改造を施した実験用飛行機「X-62A」に対し、ACE(Air Combat Evolution)プログラムで開発したAIソフトウェアを実装し、テストを実施。数日にわたって複数回の飛行に成功した。AIエージェントが戦闘機の全面的な飛行制御を行なえることを実証したとともに、重要なフライトデータが得られたとしている。
ACEプログラムは、ドッグファイトにおける問題に対してAI技術を適用し、実用化を図ることを目的に2019年に開始。2020年には、シミュレータ上での対戦でAIがベテランパイロットを破るなど開発が進められている。
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