コロナ禍はまだ終わっていない
2020年。コロナが始まった頃からずっと私は言っていました。馬鹿にされたり揶揄されたりもしました。
「生活保護を貰えば自殺しない」
「ロックダウンすれば会社や学校に行かなくていいんだから自殺は減る」
等々。
しかし実際はどうなったか。
東京大学の仲田泰祐准教授などのグループは、コロナ禍がなかった場合の自殺者の数を試算し、実際の自殺者数と比較するシミュレーションを定期的に行っています。試算は、民間のシンクタンクがコロナ禍が始まる前に予測していた失業率などから導き出したもので、2022年9月に公表された最新の分析では、コロナ禍が広がった2020年3月から2022年7月までの2年5か月で、自殺した人の数が約8500人増えたとするシミュレーション結果となっています。
NHK報道からの引用です。
自殺者の多くは若者。しかも女性に集中。
高齢者の命を守るを御旗に掲げて「自粛しろ」「若者が感染を広げるから出歩くな」と大号令がかかったあげく、去年の7月までに若い女性中心に8500人も自殺が増えたのならいったい自粛に何の意味があったのか。高齢者の命を守るためなら若者は死んでも良いのか、になります。
コロナ禍は終わったように見えますが、景気がこのまま回復しないとジャブジャブに貸し付けたお金の償還がはじまり、中小企業の倒産が続出する可能性が高いです。
この件について以前Twitterのスペースで心療内科医の山田先生と対談したことろ、200人以上の方が聞いてくれました。
「若者の自殺を減らすにはどうしたらいいのか」
「人流制限をしないことです」
と、先生ははっきりとおっしゃってくれました。
実はわたしは人生で親戚、友人、仕事関係(元上司、同僚)で合わせて6人の人が自殺しまして、そのときはかなりの衝撃を受けました。いまだにSNSでつながっている人もいます。
自殺は100%精神疾患を患っている
金が無いだけ、仕事がないだけでは人は自殺しません。これについては論文もしっかり出ています。
人間はうつ病や統合失調症、双極性障害などという脳の病気に罹って自殺するのです。特にうつ病は強いストレスから発症します。
この前兆を見定めるにはどうするか。前兆が見えたらどう対処すればいいのか。
病気ですから対処ができる訳なんです。これを主に先生に解説していただきました。
前半はわたしの自殺の統計の話
後半が山田先生に徹底的に対処法を解説していただいています。
うつの典型的な初期症状は不眠です!
「自分には関係ないや」とは思わずに、一度見てください。家族の様子が最近ちょっとおかしいと思っている方も絶対見てください。
それだけでもしかしたら大事な人を失うことを避けられるかもしれません。本当によろしくお願いします。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年1月26日の記事より転載させていただきました。